単行本絵本

まてまて、ごめん。

渡辺朋 作/早川世詩男

ふとしたことでハルの絵を破ってしまったそうた。すぐに「ごめん」と言えなくて、手紙を書いたけれど、なんと、そうたが書いた「ごめん。」が逃げ出した!

「まてまて、なんで にげるんだよ」と追いかけるそうた。
「つかまるもんか!」と走っていく「ごめん。」。

そうたは、自分の「ごめん。」を取り戻して、
ハルに「ごめん。」を伝えられるのでしょうか。
自分の気持ちに向き合い、相手に伝えることの大切さを感じられる絵本です。

  • 定価1,760円 (本体1,600円+税10%)
  • 初版:2025年11月3日
  • 判型:B5判/サイズ:25.7×18.2cm
  • 頁数:32頁
  • 小学1・2年~
  • ISBN:978-4-494-02347-9
  • NDC:913

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内容説明

ふとしたことでハルの絵を破ってしまったそうた。すぐに「ごめん」と言えなくて、手紙を書いたけれど、なんと、そうたが書いた「ごめん。」が逃げ出した!

「まてまて、なんで にげるんだよ」と追いかけるそうた。
「つかまるもんか!」と走っていく「ごめん。」。

そうたは、自分の「ごめん。」を取り戻して、
ハルに「ごめん。」を伝えられるのでしょうか。
自分の気持ちに向き合い、相手に伝えることの大切さを感じられる絵本です。

読者の声

読者さま

時間が経つと余計言い難くなる「ごめん」。 そんな様子がとてもよく描かれている(42歳・女性)

読売KODOMO新聞の記事でこちらの絵本を知りました。 「ごめん」という言葉って、大人でも子どもでも、言い出せない時あるなぁと思いながら読み進めました。 たった一言なのに、どうして、出てこないのか。 時間が経つと余計言い難くなる。 そんな様子がとてもよく描かれていると思いました。 また、「ごめん」のキャラクターも様々で、同じ「ごめん」でもいろんな意味や感情があり面白いと思いました。 読みたいと言った6歳の娘もとても喜んで読んでいました。
読者さま

たくさんの子どもたちに読んであげたい作品だと思いました。(66歳・女性)

テンポの良い話に絵がぴったりです。逃げたい気持ちを文字が逃げることで表していて、目に映るようです。たくさんの子どもたちに読んであげたい作品だと思いました。

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書評

わかっているけど簡単じゃないんだ! 母のひろば739号 2025年12月15日発行
「こんなとき、なんていうの?」「ごめんなさいでしょ」…おとなは簡単にいいますが、子どもにとって「ごめん」と謝るのは、それほど簡単なことではないのだとつくづく思います。この絵本はそんな「ごめん」の背後にある子どものおもいや葛藤を余すところなく、ユーモラスに伝えてくれます。
 そうたは、ハルの描いていた絵に感心して、みんなに見せてあげようと思っただけ。それなのに絵は破れてしまうし、ハルは泣き出すし、謝らなくちゃって、わかっているのだけど、「いやいやいやいや、ぜったいむり…」。そうたはハルに手紙を書くことにします。「きのうは ごめん。そうた」。思いを込めて書いたのに、肝心の「ごめん。」が手紙から逃げ出してしまいます! しかも、町じゅうの「ごめん」を誘って逃げ回るので、商店街は大混乱です。懸命に追いかけるそうたですが、「ごめん。」にも言い分があります。なんかかっこ悪いし、わざとじゃないし、破れた絵が元どおりになるわけじゃないし、許してくれないかもしれないし、それに恥ずかしいし。「ごめん。」はそうた自身なのでしょう。こんなにたくさんのおもいが混沌とした中で、「ごめん」は表にでてくるのです。子どもにとっては重くて誠実な言葉なのかもしれません。この絵本は、そんな子どもたちの心強い理解者になってくれることでしょう。
佐々木由美子/東京未来大学教授

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