単行本絵本

はみがき はみがき なんてじょうず

小野寺悦子 作/中山信一

りすさん、うさぎさん、かにさん…。口に食べものがいっぱい入っていたり、コップの水でびしょぬれになったり、泡だらけになったり…、どうぶつたちは、みんなじょうずにはみがきができないみたい。じゃあ、みんなはどう? じょうずにはみがきできるかな? リズミカルでユーモラスなことばで、はみがきしたいという気持ちがわきあがってくる絵本です。

  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:2026年4月24日
  • 判型:B5変型判/サイズ:20.6×22.2cm
  • 頁数:24頁
  • 0・1歳~
  • ISBN:978-4-494-02262-5
  • NDC:913

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内容説明

りすさん、うさぎさん、かにさん…。口に食べものがいっぱい入っていたり、コップの水でびしょぬれになったり、泡だらけになったり…、どうぶつたちは、みんなじょうずにはみがきができないみたい。じゃあ、みんなはどう? じょうずにはみがきできるかな? リズミカルでユーモラスなことばで、はみがきしたいという気持ちがわきあがってくる絵本です。

書評

くやしい、はみがきしたくなる! 童心社のひろば744号 2026年5月15日発行
 絵本の題名を見て「ぎくっ」と思った。わたしは昔からはみがきがあまり得意ではないからだ。昔から母に何度も「はみがきしなさい」と言われてしぶしぶ洗面所へ行くようなわたしは、表紙を見てちょっとほっとした。だってわたしよりももっとはみがきが苦手そうな、おっとりとしたわにさん、なまけものさん、ねずみさん、かにさんがいるんだもの!
 うさぎさんはぴょんぴょん跳ねて水浸し、くまさんははちみつを舐めちゃって、こうまさんはくすぐったくてふひっひっひっひーん!と笑い転げてしまう。小野寺悦子さんの言葉選びはテンポよくつぎへつぎへと読みたくなる。しかしまあ、こんなに愉快で豊かなはみがきの失敗があるなんて。ページをめくるごとに、うひゃあ、と笑わせてくれる中山信一さんの描く動物たちの愛くるしさもたまらない。
 しっかりみがかなきゃだめよ、とか、歯は大事だよ、とか言われるほど、ふーんだ、と思ってしまうひねくれものの子どものまま大人になったから、はみがきをしたくない子の気持ちはよくわかる。こっちだって手ごわいぞお。諭されたってはみがきするもんか。でも、この絵本のようにちっともはみがきしそうにない動物たちを見ているとわくわくして、いつの間にか「わたしのほうが上手にできるもん!」と言いたくなってしまう。この絵本を読むとはみがきしたくなる。なんてじょうずって、言われたい。
くどうれいん/作家

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