かんぱい!シリーズ

ずるやすみに かんぱい!

ずるやすみに かんぱい!

立ち読み

宮川 ひろ 作/小泉 るみ子

雄介は、ちょっと失敗したことがきっかけで、学校でいじわるをされるようになりました。ある晩、お風呂でそのことを話すと、お父さんが「じゃあ、あしたは、ずるやすみをしよう」というのです! 『しっぱいに かんぱい!』『うそつきに かんぱい!』に続く第3弾。

  • 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
  • 初版:2010年3月20日
  • 判型:A5判/サイズ:21.5×15.3cm
  • 頁数:96頁
  • 小学1・2年~
  • ISBN:978-4-494-01945-8
  • NDC:913

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推薦のことば

ほんとうにそうだ、たまにはずる休みも悪くない
「親子でこういう本を待っていました。救われました。学級がえがあって、今年はうまくやっていけると思っていた息子が、新学期早々ためいきばかり。元気印のはずの息子も、心が折れそうだったのです」親子二代にわたっての「宮川ひろ」の愛読者というお母さんの話です。「そんな息子が『僕の気持ち、このお父さんや、青ちゃんおじさんや、先生おばちゃんなら分かってくれる! こういうおとないいなあ』といって、本をだっこして寝るんです」とも、教えてくれました。
主人公雄介は、いじめられて学校に行くのが辛い日でした。気づいたお父さんが「あしたは“ずるやすみ”するといい。早いうちに、力をもらいに行こう」と言って、連れて行ってくれた青ちゃんの家でも、正弘が学校に行けないでいました。「成長の中にはそういう日もあるさ」と、子どもを大きく包む大人の眼差し。遠い日の〈ずるやすみ〉を「道草をしちゃったけど、みんなむだではなかったよ。しっぱいも、弱虫もだいじなことでした」と語る86才の“先生おばちゃん”の言葉に、いつしか元気をもらう雄介と正弘。立ち止まってもいいんだよ、大丈夫。の声が聞こえる本です。
冒頭のお母さんが「息子が、『宮川ひろさんは、子どもの気持ちが分かって応援歌を歌ってくれる』といいます。私も、親や周りの大人たちの温かい配慮の大切さを教えられた一冊です」と、涙ぐんで伝えてくれました。
笠原紀久恵(かさはら きくえ/苫小牧市立高等看護専門学校非常勤講師)

書評

沖縄タイムス 2010年5月23日
子どもたちが抱える等身大の不安を、大人が一緒になって解消していく光景がすがすがしい。