とことこえほん

ちょきちょき

中新井純子 作・絵

ちょっきん、ちょき ちょき、ちょきん ちょきん。ちょっ ちょっ ちょっ ちょっ ちょっ ちょっ……きょろ、げろ、わん、ちょろん! 楽しいことばのリズムと音で、ページをめくると、何に見えるかな……? ふだん何気なく見ている形が、「ちょき ちょき」すると、おもしろくなる! 読んだあとは親子でちょきちょき、遊んでみよう。

  • 全国学校図書館協議会選定
  • 定価1,100円 (本体1,000円+税10%)
  • 初版:2023年2月17日
  • 判型:B5判/サイズ:21×18.7cm
  • 頁数:24頁
  • 0・1歳~
  • ISBN:978-4-494-01587-0
  • NDC:913

感想を書く

内容説明

ちょっきん、ちょき ちょき、ちょきん ちょきん。ちょっ ちょっ ちょっ ちょっ ちょっ ちょっ……きょろ、げろ、わん、ちょろん! 楽しいことばのリズムと音で、ページをめくると、何に見えるかな……? ふだん何気なく見ている形が、「ちょき ちょき」すると、おもしろくなる! 読んだあとは親子でちょきちょき、遊んでみよう。

読者の声

読者さま

聞き入っていました。(32歳・女性)

ちょきちょきという音が、子どもにもひびいたのでしょう。聞き入っていました。犬になる前の紙を見て「なにこれぇ?」。ライオンを見ると「怖い…」。ちょっちょっちょ…は一緒に言ったりして面白がっていました。「ちょきちょきみたいー」と自らさがしていました。
読者さま

2歳児の子どもたちは興味津々、釘付け!!(61歳・女性)

ここをこう切って…どうなるかな〜?と想像力をかきたてられ、そうなるんだぁ〜と、ページをめくる度に楽しむことができ、また、紙を切った時の音をイメージした言葉、切って飛び出した言葉をリズミカルに読み進めることができ、はさみデビューした園の2歳児の子どもたちは興味津々、釘付け!!読み終わると、「もう一回!」と催促し、アンコールです。繰り返し読んでいるうちに覚えた子どもたちは、ページをめくる前に次のページの言葉を楽しそうに言っています。
とっても楽しい絵本でした!ありがとうございました。
読者さま

耳に残るリズム(28歳・女性)

「ちょ、ちょ、ちょ」など耳に残るリズムで子どもも大好きな絵本になりました。絵もかわいいです。

もっと見る

関連情報

2023/4/4

〈大阪〉『中新井純子作品展』が開催されます。

大阪・天満橋にあります「MANIFESTO GALLRY」にて、新刊絵本『ちょきちょき』の作者、中新井純子さんの展覧会が開催されます。あかちゃん絵本『びりびり』の姉妹作となる『ちょきちょき』の原画や、 ...

続きを読む

2023/3/8

<新刊えほん>ちょきちょきしたらなにになる?
発見や想像がひろがるあかちゃん絵本『ちょきちょき』

 びりびり、と紙がやぶれて「ぱっ」と形がかわる、人気のあかちゃん絵本『びりびり』。新たに姉妹絵本の『ちょきちょき』が刊行されました。小さな子どもたちとコミュニケーションが楽しめる、あたらしいあかちゃん ...

続きを読む

もっと見る

書評

シンプルな絵本が叶えること 母のひろば706号(2023年3月15日発行)
 「ちょきちょき」と切った紙から生まれてきたのは……カエル!!
 では「ちょきんちょきん」から生まれてくるのは……!?
 新刊『ちょきちょき』は紙を切る音を様々なバリエーションで奏で、そこから生まれてくる「何か」を迫力とユーモアあふれる絵柄で表現しています。紙を切る音はどれもシンプルながら、耳心地の良い音ばかり。
 切った絵から生まれるものはこちらの想像からほんの少~しだけずらしていて「そう来たか!」と思わずにいられない嬉しいびっくりに満ち満ちています。
 絵本を通して何かを教え、諭したりすることはもちろん大切ですが、ただ純粋に読むことを楽しむことも大切。
 シンプルな「音」とそこに見事に溶け合う「絵」だけで作られているから、読み方のバリエーションも想像のバリエーションも無限大。
 そんな読む楽しさがページいっぱいに詰まったこの絵本は、きっとこどもの心だけでなく読み手となる大人の心も離さなくなるでしょう。
 絵本の周りにいる人をほんの少し幸せにしてくれる、そんな1冊が生まれたことが、今、嬉しくて嬉しくて仕方がありません。
花田優子/紀伊國屋書店 横浜店

もっと見る