じごくにいったかんねどん
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子どもが大好きなお化け。怖くて不思議な存在ですが季節や行事に関わりのあるお化けもいるのです。そんなお化けが登場する行事のお話を春夏秋冬それぞれの季節にお届けします。
とんちもので、ほらふきのかんねどん。秋祭り〈唐津くんち〉を舞台に、また悪さを思いつきます。
そんなかんねどんが、ぽっくり死んであの世をさまようことに。赤鬼青鬼、それから閻魔様をもまきこんで……。
- 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
- 初版:2017年7月10日
- 判型:B5変型判/サイズ:25×19.2cm
- 頁数:32頁
- 4・5歳~
- ISBN:978-4-494-01461-3
- NDC:913
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内容説明
子どもが大好きなお化け。怖くて不思議な存在ですが季節や行事に関わりのあるお化けもいるのです。そんなお化けが登場する行事のお話を春夏秋冬それぞれの季節にお届けします。
とんちもので、ほらふきのかんねどん。秋祭り〈唐津くんち〉を舞台に、また悪さを思いつきます。
そんなかんねどんが、ぽっくり死んであの世をさまようことに。赤鬼青鬼、それから閻魔様をもまきこんで……。
関連情報
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2017/11/6
<岐阜>「かつらこさん作品展」が開催されます!
「かつらこ作品展」が下記の日程で開催されます。『じごくにいったかんねどん』の原画が出展されます。「どうぞお楽しみに。■「かつらこ作品展」とき:2017年11月25日(土)〜12月3日(日)10時00分 ...
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書評
- こわ〜い地獄のゆかいな冒険(母のひろば639号) 2017年8月15日
- 地獄は、悪いことをした人間が、死んだ後に落ちるといわれる場所です。日本の文献ではじめて地獄思想が登場したのは、平安時代初期の『日本霊異記』といわれています。しかし、日本人の地獄イメージの元になっているのは、寛和元年(西暦985年)の『往生要集』でしょう。この仏教書には、各経典から引用した恐ろしい地獄の様子が、リアルに表現されました。
『じこくにいったかんねどん』に出てくるのも、こわ〜い地獄です。鬼たちに責められる亡者、炎に焼かれる亡者、血の池、針の山、火車、巨大な龍など、地獄の様子が大迫力で描かれています。
その地獄で、死者の罪を裁くのが、エンマ大王です。鬼たちの上司だけあって、こちらも怖い顔をしています。ただ、この本でエンマ大王から地獄行きを宣告されるのは、佐賀県唐津市の笑話の主人公かんねどんですから、おとなしく裁きに従うはずもありません。持ち前のとんちを発揮して、あの世でも難局を乗り越えます。ユーモアあふれるかんねどんも魅力的ですが、エンマ大王が見せるゆかいな姿も見どころのひとつでしょう。
また、こわ〜い地獄だけではなく、天女たちが舞い、花々にあふれ、ごちそうがならび、笑顔が輝く、極楽の美しい様子も必見です。
さあ、かんねどんと一緒に、あの世めぐりに出発しましょう! - 大島 清昭 (妖怪研究家)
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