遺跡から調べよう!

遺跡から調べよう! ②弥生時代

設楽博己 著/たかおかゆみこ

水田稲作のはじまりがわかるのは何遺跡? 戦いのあとがわかるのはどこの遺跡? 日本の弥生時代の、代表的な遺跡を50ピックアップし、発掘調査によって浮かび上がってくる人びとの暮らしを明らかにしていきます。

  • 定価4,950円 (本体4,500円+税10%)
  • 初版:2013年7月31日
  • 判型:A4変型判/サイズ:28×21.5cm
  • 頁数:128頁
  • 小学5・6年~ 中学生~
  • ISBN:978-4-494-01399-9
  • NDC:210

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考古学の最前線で活躍する、さまざまな分野の研究者のインタビューを掲載。職業として考古学にたずさわることの魅力を語ってもらいました。
過去に学ぶことで、現在を、そして未来を考えることにつなげてほしいと思います。

内容説明

水田稲作のはじまりがわかるのは何遺跡? 戦いのあとがわかるのはどこの遺跡? 日本の弥生時代の、代表的な遺跡を50ピックアップし、発掘調査によって浮かび上がってくる人びとの暮らしを明らかにしていきます。

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「子ども考古学者」への招待状 2013年9月27日
 今の都会の子どもたちには難しいかもしれませんが、子どもの頃に近所の畑などで、大昔の土器や石器を見つけたことがある方は少なくないと思います。私の場合もそうでした。学校の帰り道に畑に立ち寄っては土器や石器を夢中で拾い、その日の収穫を友達たちと見せあって喜んでいました。
 たくさんの土器や石器を集めて、ふと気がついたのは、一見同じだと思っていた土器や石器にも、じつはいろいろな種類があるということでした。不思議に思って学校の先生にたずねると、一冊の図鑑を手渡してくれました。その図鑑を読むうちに、自分が拾った石器が黒曜石でできた矢じりで、狩りに使われたものだとか、渦巻き文様のある土器が縄文時代のお鍋だったということがわかりました。実物を前に置き、それを自分で図鑑を見ながら調べることによって、新たな「発見」をすることもありました。そして、そこから本から知識を得ることの楽しさ、すばらしさを知りました。
 今回、設楽博己さんが書かれた『遺跡から調べよう!』①・②は、教科書にも載るような日本全国の重要な遺跡100箇所を、豊富な写真とイラストを用いて解説したものです。学問的水準の高い、それでいてわかりやすい文章は、大昔の遺跡や遺物に興味をもった「子ども考古学者」たちの自主的な学びを上手にサポートしてくれます。
 私が子どもの頃に一番欲しかった本です。子どもだけでなく、考古学に興味のある大人の方にもぜひ手にとって頂きたいと思います。
山田 康弘(やまだ やすひろ/国立歴史民俗博物館准教授)

書評

こどもとしょかん 第140号 2014年冬号 私たちの選んだ児童室の本

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