ポケネコ・にゃんころりん(10)さよならをするために[図書館版]
二学期がはじまり、転校生がきた。名前は金森美里。父親が亡くなり、祖父のところで暮らすために越してきた。人形のように無表情な美里のようすを気にかけるユウたち。クマ先生と愛犬イチの別れの時が来た。緑子さんとともにイチのところへ。イチはクマ先生と緑子さんがくるのを待っていたかのように、静かに息をとめた。翌日から、悲しみにしずむクマ先生。それにひきかえ美里は強いなあとユウがいうと、母も倒れて泣いてなんかいられなかった、とはげしい口調でいう美里。緑子さんは美里のことを心配する。「さよならするためには、悲しみと向きあうことが必要なのよ。ちゃんとさよならするためには、ちゃんと悲しまないといけないの」
- 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 初版:2013年4月1日
- 判型:新書判/サイズ:17.9×11.9cm
- 頁数:176頁
- 小学3・4年~
- ISBN:978-4-494-01397-5
- NDC:913
どんな出会いにもさよならがある。でも別れは悲しいけど、それで終わりじゃないんだ。幸せな出会いは心の中にずっと残るはず。
各巻ごとに社会性のあるテーマをあつかい、いま大切なことを教えてくれた人気シリーズの最終巻。
内容説明
二学期がはじまり、転校生がきた。名前は金森美里。父親が亡くなり、祖父のところで暮らすために越してきた。人形のように無表情な美里のようすを気にかけるユウたち。クマ先生と愛犬イチの別れの時が来た。緑子さんとともにイチのところへ。イチはクマ先生と緑子さんがくるのを待っていたかのように、静かに息をとめた。翌日から、悲しみにしずむクマ先生。それにひきかえ美里は強いなあとユウがいうと、母も倒れて泣いてなんかいられなかった、とはげしい口調でいう美里。緑子さんは美里のことを心配する。「さよならするためには、悲しみと向きあうことが必要なのよ。ちゃんとさよならするためには、ちゃんと悲しまないといけないの」
読者の声
-
(13歳・女性)
-
別れの後に来る、今以上の出逢いのために、これからもがんばります。にゃんころりん、ありがとう。
-
(12歳・女性)
-
美里ちゃんのベストパートナー、とてもかわいかったです。でも、その前に、美里ちゃんとお母さん、お父さんの関係で、泣きそうになりました。
ユウが、別れるのなら出会う意味があるのだろうか? と思ったとき、わたしもそう思いました。でも、出会う意味はあると思いました。でないと、人生楽しくも、おもしろくもないですもの。
わたしも、特別な、ベストパートナーがほしいです。
もっと見る