ことりは ことりは 木でねんね ~韓国のこもりうた~
伝統的な子守唄の調べにのせて、やわらかな風合いをもつ韓国画の見事なさし絵が、母子の眠りの世界を紡ぎだしています。
小さなお子さんをもつお母さんはもちろん、孫をもつお祖母さん、また韓国の文化に親しむ人たちにぴったりの上質な詩絵本です。
内容説明
ほら、ことりさんは木でねんね。かあさんにだかれてねんねんよ…韓国の伝統的な子守唄が美しい絵本になりました。
読者の声
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おかあさんと眠りにつくことの幸せ(53歳)
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やさしい色づかいの絵、「ねんねんねん」の繰り返しに心が安まります。
どこの国の子どもたちも、おかあさんと眠りにつくことの幸せを味わうべきだ…と、強く思いました。
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確かな声で聞こえるこもりうた
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絵から伝わる母の肌のやわらかさ、ぬくもりは他の本にはなかったものです。
松谷さんの言葉は、子どもと母親の間でのないしょ話のように静かだけれども、きっと確かな声で聞こえるように思いました。
チョン・スニさんの原画をぜひ一度見てみたいです。
子どもにはもう少し早くこの本を読んでやりたかったです。絵が美しく、すぐに興味を持ち、ページを広げていました。
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すっかりひきこまれました(64歳)
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深い藍色のまどろみの世界が広がっていく。若いお母さんと赤ちゃんを包んでいる。優しい、やわらかな絵物語が、こもりうたとともに展開していく。
手にとって、すっかりひきこまれました。
「四分の四拍子」と書かれているこのこもりうたを、韓国語で聞いてみたいものだと思いました。
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毎晩読んであげたい(31歳)
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きれいな色彩のあたたかい絵本でした。毎晩読んであげたいです。
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おかあさんの優しい声(67歳)
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どのページからも、おかあさんの優しい声が聞こえてきそう…。
私の母は遠くに旅立ちましたが、母の姿と重ねながら、あふれんばかりの懐かしさでいっぱいになりました。
作品解説の中に「四分の四拍子のこもりうたです」とありましたが、韓国語ではどううたうのだろう、メロディーは? と、もっと知りたくなりました。
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書評
- MOE 2008年1月号
- (掲載ページ36)
- 読売新聞 2007年11月10日(夕刊)
- 評者/選者:広松由希子(掲載ページ7)
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