ちいさないきものずかん

みつけた! 水べのいきもの

谷本雄治 文/石森愛彦

水辺で出会える生き物を紹介した入門絵本図鑑。
子どもたちが身近で出会える生き物たちの、びっくりするような生態を、コミカルなイラストで掲載。
じっくり見て、遊んで、生き物と友達になろう。
身のまわりの小さな自然に目を向け、子どもと一緒にめいっぱい楽しむ術を伝授します。
カエル/カメ/カブトエビ/タニシ/ザリガニ/イモリ/メダカ/プラナリア/ドジョウ/コイなど。

  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 初版:2019年6月11日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19.1cm
  • 頁数:32頁
  • 4・5歳~
  • ISBN:978-4-494-00789-9
  • NDC:480

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内容説明

水辺で出会える生き物を紹介した入門絵本図鑑。
子どもたちが身近で出会える生き物たちの、びっくりするような生態を、コミカルなイラストで掲載。
じっくり見て、遊んで、生き物と友達になろう。
身のまわりの小さな自然に目を向け、子どもと一緒にめいっぱい楽しむ術を伝授します。
カエル/カメ/カブトエビ/タニシ/ザリガニ/イモリ/メダカ/プラナリア/ドジョウ/コイなど。

読者の声

読者さま

(図書館関係者さん)

見開きのイラストで水べのいきものについて分かりやすく紹介。小学生が好きそうな本です。メダカやザリガニの体色を変えるなど簡単な実験が面白そう。

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関連情報

2019/6/20

〈新刊絵本〉『みつけた! 水べのいきもの』『みつけた!りくのいきもの』2冊同時刊行!

人気の入門絵本図鑑シリーズ「ちいさないきものずかん」。今月同時刊行された、シリーズ最新作『みつけた! 水べのいきもの』、『みつけた! りくのいきもの』をご紹介します。『みつけた!水べのいきもの』では、 ...

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書評

生きものと出会う はじめの一歩嶋田泰子 母のひろば662号 2019年7月15日
 本のタイトルを見て、どんな生きものが登場するのだろうと、わくわくしながら、目次に目を通しました。
 『みつけた! りくのいきもの』の目次にはこうあります。
 トカゲ、カナヘビ、ヤモリ、ヘビ、コウモリ、モグラ、ネズミ、スズメ、ハト、カラス、カモ、ツバメ、サギ、ヒヨドリ、ムクドリ、ハクチョウ。
 なんだ、みんな見たことがあるものばかり! そう思いました。
 ところがこの本を読んでいくうちに、見たことがあっても、知っていたわけではなかったということに気づかされました。
 トカゲやカナヘビが、襲われると、自分で尻尾を切ってにげるというけれど、どこからが尻尾なのか、ヘビも尻尾ってどこから?
 モグラは、毎日どれほどのミミズを食べるのか、真っ暗な地面のなかで、どうやってミミズを見つけるのか。
 ページをめくるたびに疑問は解決され、「なるほど!」の連発でした。
 『みつけた! みずべのいきもの』に登場する生きものたちも、カエル、カメ、タニシ、ザリガニ、川エビ、サワガニ、カブトエビ、プラナリア、イモリ、サンショウウオ、メダカ、ナマズ、ドジョウ、フナ、コイ。
 やはり、身近な生きものたちです。
 陸で暮らすヤモリと水辺で暮らすイモリ。タニシとジャンボタニシ。どちらも名前も、かたちもそっくりだけど、赤の他人だった。などと、生き物への深い理解につながる発見がたくさんあります。
 水辺に暮らす生きものたちが、どこに棲んで、どんな暮らしをしているのか、実物を見つけるヒントが書かれていて、すぐにでも見に行きたくなります。
 地球には人間をふくめ、想像できないほど多くの生きものが、もちつもたれつの関係を保ちながら生きています。みんな、かけがえのない存在です。
 たとえば、いつも、急ぎ足で通り過ぎる道で、ちょっと足を止め、生きものたちの気配に目や耳をとぎすますと、思いのほか多くの生きものがいることに気づきます。
 まず、存在に気づくこと、そして、興味をもつことがはじめの1歩。
 この本は、人が人間以外の生きものに目をむけ、同じ地球に暮らすもの同士として大切に思えるようになるための、後押しをしてくれることでしょう。 (しまだ やすこ/フリー編集者)

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