絵本・こどものひろば

ようちえんいやや

長谷川義史 作・絵

今日もだれかが泣いている。たけしくんとまなちゃんとつばさくんが泣いている。「ようちえんいくのいやや。ようちえんいくのいやや。ようちえんいくのいやや-!」
子育て経験のある人ならば、「あるある!」と思わずうなずいてしまう朝の光景。なんでいやなのかな…。「えんちょうせんせいにあいさつするのがいややー」「ももぐみやからいややー」理由はいろいろ。でもね、本当は…「おかあちゃんと いちにちいっしょに いたいだけなんやー」。
子どもの気持ちを深く理解する長谷川義史の実感がこもった、すべての園児への応援歌です。大胆さ、元気、著者の優しさがあふれています。親子で大笑いしたあとに、ようちえんが大好きになる一冊。

  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 初版:2012年2月2日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19.1cm
  • 頁数:32頁
  • 2歳~
  • ISBN:978-4-494-00758-5
  • NDC:913

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内容説明

今日もだれかが泣いている。たけしくんとまなちゃんとつばさくんが泣いている。「ようちえんいくのいやや。ようちえんいくのいやや。ようちえんいくのいやや-!」
子育て経験のある人ならば、「あるある!」と思わずうなずいてしまう朝の光景。なんでいやなのかな…。「えんちょうせんせいにあいさつするのがいややー」「ももぐみやからいややー」理由はいろいろ。でもね、本当は…「おかあちゃんと いちにちいっしょに いたいだけなんやー」。
子どもの気持ちを深く理解する長谷川義史の実感がこもった、すべての園児への応援歌です。大胆さ、元気、著者の優しさがあふれています。親子で大笑いしたあとに、ようちえんが大好きになる一冊。

読者の声

読者さま

「いやや」の部分が大好きで、一緒に「いややー」と大きな声で言いながら、ケラケラ笑ってます。(37歳・女性)

本屋さんで1才の娘がすぐ手にとった本がこれでした。もしかしたら、保育園で読んでもらったことがあるのかもしれません。「いやや」の部分が大好きで、一緒に「いややー」と大きな声で言いながら、ケラケラ笑ってます。うちの息子の名前も入ってて、息子も喜んでいました。
読者さま

この絵本の内容そのものだなぁと思いました。(30歳・女性)

保育士をしています。保育園に通う子どもたちもよく泣いて登園します。「イヤイヤ」とあれこれ言っていますが、そのうち、「かあちゃんとかえりたい」「ママがいい」「しごとにいっしょにいきたい」など言うこともあり、この絵本の内容そのものだなぁと思いました。
読者さま

自分だけじゃなく他の子もいろんな思いがあるんだと分かり安心しました。(29歳・女性)

春から保育園へ通う娘が、「保育園いやー」と言っていたのでどうすればいいかなと思いこの本を手にとってみました。
本の中でいろんな子が「いやや」と言っている姿を見て娘はニヤニヤしていました。自分だけじゃなく他の子もいろんな思いがあるんだと分かり安心しました。
読者さま

ホッとした夏休みにプレゼント(39歳・女性)

この春、娘が幼稚園に入園。これだ!と思い入園祝いに購入したが、4月は「いかない!!」と泣く毎日で、とても渡せず。「幼稚園楽しい。」と言ってくれて、ホッとした夏休みにプレゼント。さいごの「おかあちゃんと いちにち いっしょに いたいだけ なんやー」のひとことに、母は泣けます。
読者さま

親子でニコッとしながら読んでいます。(45歳・女性)

秒で入園する娘にプレゼント。タテマエでなく子どもの心を表現してて、そしてユーモラスで、親子でニコッとしながら読んでいます。
読者さま

子どもたちの心の内を、この絵本はとても面白く、優しく、あたたかく、表して下さっていると思います。(35歳・女性)

本屋さんの絵本コーナーに行くと、つい長谷川義史さんの絵本に目が行き、手に取って買ってしまいます。私の勤める幼稚園でも、特に春、たくさんの子どもたちがお母さんから離れられず、泣いています。そんな子どもたちの心の内を、この絵本はとても面白く、優しく、あたたかく、表して下さっていると思います。幼い子どものいる姉と自分の分と、2冊買いました。ありがとうございました!!
読者さま

親も安心しました(37歳・女性)

初登園から3日間は泣かずに通えていて、びっくりしましたが、本人は「がんばらないと!」とのプレッシャーでいっぱいいっぱいだったようです。
この本のおかげで、今は毎日大泣きしながら行っていますが、それでいいのですよね!
親も安心しました。
読者さま

にっこりしてもう1回よんでと言います。(37歳・女性)

4月から幼稚園に通う3歳の息子に読んでみました。自分と同じ気持ちのおともだちをみて、「ようちえんいやや」と安心して言えるようになったようです。にっこりしてもう1回よんでと言います。
読者さま

(35歳・女性)

娘が保育園へ通っており、泣くことが多い日々。ちょっぴり共感できるようです。さいごの、ママと一緒がいい、というところが特に感じるものがあるようで、これを読んでどうにか園へ通っています。
読者さま

(女性)

小さな小さな理由で幼稚園がいやだ! というのが、へえ~あるあると、なつかしい気持ちになりました。娘も「お母さんがいい~」と通園バスになかなか乗ってくれなかったことを思い出しました。

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いややでも ええねん 2012年4月10日
 子どもの心ってご存知ですか? 子どもの本音ってご存知ですか?
 子どものときのこと、覚えていますか? 子どものときの気持ち、覚えていますか? 世の中の子ども達は、毎日泣いています。ほんとよく泣いています。子ども達は、毎日本音を言えずに過ごしています。楽しいはずの「ようちえん」がどうして「いやや」なんでしょう。とても不思議ですよね。みなさんには、心当たりがないですか? 泣いている原因は、なんだ、そんなことなの? と思うかも知れません。子ども達は、毎日本音を言えずに泣いています。言いたいことを我慢しているから泣いています。子どもの本音というものは、とても些細なことのようです。びっくりする程、くだらないことなのです。この絵本は、みなさんの泣いた思い出を笑って振りかえることができる楽しい絵本です。子ども達も子ども達なりに、いろいろ大変なようです。小さな心で、いろいろ考えているようです。子ども達は、子ども達なりに、色々と気を使っているようです。今は、スマシテいる大人達も昔は小さなことで悩んでいたのではないでしょうか。
 子ども達よ! 心配ご無用。みんな昔はそうだった! こどもたちGO!
 私もパソコンに向かいながら泣いていました。「原稿書くのいやや 原稿書くのいやや 原稿書くのいややー 私は、一日ゆっくり絵本を読みたいだけなんやー」
寿 太郎(ことぶき たろう/司会者・おおわだ保育園園長)