絵本・こどものひろば

すっすっはっはっ こ・きゅ・う

長野麻子 作/長野ヒデ子

空気を吸って「すうー」、はいて「はー」。大きく小さくすったりはいたりしたら、笑い出しちゃった。あれ、声って呼吸からでるんだね! 声でいろんな気持ちを伝えることができるんだ。さあ、一緒にやってみよう!

  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:2010年11月17日
  • 判型:B5判/サイズ:19.1×26.6cm
  • 頁数:28頁
  • 2歳~
  • ISBN:978-4-494-00752-3
  • NDC:913

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声を出して読むことで、呼吸して声を発して様々なコミュニケーションを行っていること、声は思いや感情を自由に伝える不思議な言葉でもあることが楽しく実感できます。親子で声を出して、いっしょに読むのにぴったりな絵本!

内容説明

空気を吸って「すうー」、はいて「はー」。大きく小さくすったりはいたりしたら、笑い出しちゃった。あれ、声って呼吸からでるんだね! 声でいろんな気持ちを伝えることができるんだ。さあ、一緒にやってみよう!

読者の声

読者さま

じつに楽しい、愉快な絵本です

これはじつに楽しい、愉快な絵本です。まもなく3歳になる孫娘と、60過ぎのじいさん(私ですが)、絵本を読みながら、絵本を置いて、しゃがんだり伸び上がったりして、すっすっはっはっ、大笑いをし、大声を上げて、時間を忘れて興じました。
読者さま

科学的根拠にもとづいた、おもしろい絵本

文庫で本を読んだり、保健所で赤ちゃんと読んだり、歌ったり、遊んだりしていますが、大よろこび!
笑って読んでいますが、じつは呼吸は大切で、発語につながり、喜怒哀楽につながるということで、絵本の重みがでてきました。科学的根拠にもとづいたおもしろい絵本は得難いもの、大歓迎です。
読者さま

『すっすっはっは こ・きゅ・う』の感想

10ヵ月健診の赤ちゃんから小学生まで幅広く読み聞かせの活動をしています。選本は大変だけれど、聞いてくれる子どもたちから笑いが出る絵本が大好きです。小さい子は特に参加型が大好きだから、この本は一緒に声が出せて読み聞かせにピッタリ!

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推薦のことば

絵本といっしょに呼吸をしよう
『すっすっはっはっ こ・きゅ・う』は、呼吸をしたり声を出したりしながら読むための、ちょっと変わった絵本です。空気をすって、はいて、ゆっくりね。ほらほら、気持ちがいいでしょう。ふふふふ、呼吸から自然と笑い声も出てきます。そうして心のままに声を出したら、いろんな世界が広がってきませんか?
呼吸は私たちにとってあたりまえの行為で、その音はほとんど聞こえることもなければ、目に見えることもありません。けれども私たちの日常生活に活力をあたえ、さまざまな声や豊かな感情を生みだしてくれる、いのちの音です。そんな呼吸の素晴らしさ、そして声を出すことのおもしろさを、子どもから大人まで絵本によって楽しく体感できればと思い、この絵本をつくりました。
この絵本の根底には、私の音楽の研究もあります。音楽にとって、呼吸はもっとも大切ないのちです。そして歌は全身を解き放してくれる。音楽は、自由の言葉です。この絵本から音楽も聞こえてきたらうれしいですね。絵を描いたのは長野ヒデ子、私の母でもあります。おなじみのネコが「なになに?」と好奇心いっぱいで私たちを案内してくれます。お子さまに読み聞かせてあげる人も、一人で読む人も、好きな人といっしょに読む人も、ぜひ思いきり呼吸をしたり、声を出したりしてみてください。不思議と楽しくなれますよ!
長野麻子(ながの あさこ/立教女学院短期大学幼児教育科専任講師)