単行本絵本

ぱんだがころんで…

ぱんだがころんで…

立ち読み

得田 之久 作/たるいし まこ

「ぱんだが ころんで まけて……だんぱつしき!」「かにが ころんで てれわらい……にかっ!」ころんで さかさになっちゃった! ユーモアたっぷり、楽しいさかさ言葉の絵本。

  • 定価1,430円 (本体1,300円+税)
  • 初版:2018年10月20日
  • 判型:B5変型判/サイズ:17.6×17.8cm
  • 頁数:72頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00598-7
  • NDC:913

紹介記事をみる

感想を書く

書評

母のひろば654号 楽しくて自由! 子どもたちの未来にエール!二宮由紀子 2018年11月15日
 元昆虫少女の私にとって最初、得田之久さんは「素晴らしい虫の絵本を描く・書く人」でした。ところが、じき得田さんは「素晴らしくおもしろい虫の絵本を書く人」にもなられました。そして近年では得田さんといえばもう「素晴らしくおもしろい絵本を書く人」として有名です。新刊『ぱんだがころんで…』も、もちろんのこと、素晴らしくおもしろい絵本です。
 何が素晴らしいと言って、これは小さい子どもから大人まで、だれが読んでも楽しい「ことばあそびの王道」絵本でありながら、「王道」にありがちな「予想通りの定番の笑い」の退屈さが一切ありません。読者の予想をすいすい裏切ってもらえる気持ちよさ。飄々と自由な得田さんのことばを受けて、たるいしまこさんの奔放な絵の魅力が爆発し、ページごとに新鮮な笑いを増幅させてくれます。
 この絵本を読んだ子どもたちはきっと、読ませてもらえなかった子どもたちより、ちょっと頭がやわらかくなって、ちょっと人生を生きるのに楽にかしこくなるんじゃないかしら? どうぞ「子どもにこんな知識は不要では?」とか「子どもにこの絵はわかるのか?」なんて頭の固い心配はせずに、未来ある子どもたちにのびのび楽しく、自由で幅広い人生の豊かさを感じさせてあげてくださいませ。
(にのみや ゆきこ/童話作家)