2023.10.27

<改訂新版>角野栄子さん、田畑精一さんのコンビがおくる、絵本『おみせやさん』が刊行!

刊行当初話題となった名作絵本を、改訂新版でおとどけします!
文は『魔女の宅急便』(福音館書店)など多数の作品で知られる角野栄子さん、絵はロングセラー『おしいれのぼうけん』の田畑精一さんです。

改訂新版から加えられたあとがきには、角野栄子さんご自身がおみせやさんごっこをした、楽しい思い出がかかれています。
11月に開館する「魔法の文学館(江戸川区角野栄子児童文学館)」でも、本作はならべられる予定です。


本作は、雨の日、外にあそびにいけない「ぼく」がはじめた、おみせやさんごっこのおはなし————


きのうも あめ。
きょうも あさから あめ。

つめたい つめたい あめ。

そとに あそびに いけないし、
おともだちも こないし、つまらない。



でも こういうとき、
ぼくは おまじないを するんだよ。

「なにかな なにか
 たのしい なにか。」

するとね、たちまち いいこと かんがえちゃうの。
そう、きょうは おみせやさんを するんだ。



ゆかに、いろいろならべて、「ぼく」がまっていると、ふしぎなおきゃくさまが、つぎつぎとやってきます。
雨の日の子どもの心情を、みずみずしく描いた作品です。

32ページ、3歳から。
(かどのえいこ ぶん/たばたせいいち え)
おみせやさん

絵本・ちいさななかまたち

おみせやさん

かどのえいこ ぶん/たばたせいいち

きのうもあめ。きょうもあめ。あそびにいけなくて、つまらない。でもぼくは、いいことをかんがえついた。おみせやさんをするんだ。ゆかに、ハンカチ 、コップ、クレヨン、はさみ、ボール……いろいろならべて、「いらっしゃい。いい もの うりますよ。だれにでも うりますよう。」
するとね、すずめがやってきて、「ハンカチ くださいな。ピチチ。」
つぎにやってきたのは?
おみせやさんにやってくるお客さまは、それぞれにちょっぴり不思議で個性的。雨の日の子どもの心情をみずみずしく描いた作品です。
1992年初版の『おみせやさん』の改訂新版。改訂新版よりあとがきが追加されています。

  • 3歳~
  • 2023年10月10日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み