2022.06.10

<ニュース>6月は食育月間! 「食べる」ってどういうこと?『たべもののたび』

毎年6月は「食育月間」です。
そこで今回は、子どもたちが楽しみながら「食」について知り、自分の体について考えるのにぴったりの1冊、かこさとしさんの名作『たべもののたび』をご紹介します。


タイトルのとおり、この絵本でたどるのは食べものの旅。
食べものたちがもつ黄色いカバンは、体にとって大切な「栄養」です。

お口の「ももいろトンネル」をぬけると、ほそい道を通って「いぶくろこうえん」へ。そこで出てくる噴水は、消化液のことですね。


次の「しょうちょうジェットコースター」では、食べものたちは勢いよくおりていく中でカバンを手放していきます。

一言で言えば「消化」ということですが、子どもにとってわかりやすく、しかも楽しめるお話になっているところが、かこさとしさんならでは。

バランスよく、楽しく食べると、自分の心も体も元気になる。
読み終えた子どもたちは、ごはんの時間が楽しみになることでしょう。

32ページ、3歳から。
(かこさとし 作)
たべもののたび

かこさとし からだの本

たべもののたび

かこさとし

黄色い栄養のカバンを持って旅に出た食べ物たちが、ももいろのトンネルをとおって、いぶくろこうえんを通り、しょうちょうのジェットコースターに乗ってすすみます。

たべものが口から入って身体の中で消化され、栄養となって、排泄されるまでのプロセスを、「たべもののたび」として、わかりやすく楽しく描いたロングセラー絵本。絵本を通じて、正しい知識と、食べることの大切さを子どもたちに伝えます。

  • 4・5歳~
  • 1976年10月1日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み