2022.06.08

<新刊紹介>まつおかたつひでさん最新作! 『おふろのなかのジャングルたんけん』

2020年の刊行以来好評をいただいている絵本『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』の姉妹作品、『おふろのなかのジャングルたんけん』が6月に刊行されました。


お母さんから先にお風呂に入ってほしいと言われただいちゃん。
ワニのおもちゃで遊んでいると、なんとそれが本物のワニに変わってしまいました!
助けてくれたのは、アンドレスという男の子。
たどりついたのは……アマゾン川だったのです。

アンドレスと一緒にジャングルたんけんがはじまりました。



川にはたくさんの魚、森にはみたことのない昆虫、鳥、動物……。
まつおかたつひでさんが描く美しい自然と、繊細ながらも力強い生きものたち。
読者は画面の中へとひきこまれ、主人公とともにジャングルの世界をたっぷり味わうことができます。


作者のまつおかたつひでさんの言葉をご紹介します。
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ジャングルの楽しさを伝えたい

地球には植物、昆虫、魚類、爬虫類、哺乳類、鳥類、両生類など多種多様の生きものが生存する。
それも地球全体に分布している。すべて観てやろうと思っても無理なので、せめて大好きな昆虫だけでも、と思っている。そしてこんな楽しみを与えてくれる地球に生きてきたことを幸せに思う。

地球の生物に興味を持つ世界中の子ども達に「ジャングル」の楽しさを伝えたいと、いつも思っている。
新刊絵本『おふろのなかのジャングルたんけん』は、遥か遠くにあるアマゾンや中米に、いかに子ども達を誘う入口をつくるか、苦労した。いろいろ考えた結果、お風呂での1人遊びにいきつき、あとは、楽しかったジャングルの経験を思い浮かべ、まるで旅行しているような気分で創っていった。

まつおかたつひで

「母のひろば」697号(2022年6月15日童心社発行)より

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日常から、思いもよらない、けれど子どもの大好きな世界へととびこんでいける1冊です。

(まつおかたつひで 作・絵)
おふろのなかのジャングルたんけん

絵本・こどものひろば

おふろのなかのジャングルたんけん

まつおかたつひで 作・絵

おふろのなかへもぐっていくと、進んだ先は、なんとジャングルのなか。アマゾン川でであった男の子・アンドレスといっしょに、ぼくはジャングルたんけんにでかけた。アマゾン川には、どんなさかながいるのかな? 森のなかにも、とりに、どうぶつに、昆虫……たくさんの生き物がすんでいるよ。ぼくとアンドレスの、ジャングルのなかの大ぼうけん!

  • 3歳~
  • 2022年6月1日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み
ベッドのなかはきょうりゅうのくに

絵本・こどものひろば

ベッドのなかはきょうりゅうのくに

まつおかたつひで 作・絵

おやすみ前、ぼくはお母さんに本を読んでもらうんだ。でもあかちゃんの泣き声が聞こえてきて、お母さんは出ていっちゃった。「つまんないの」ぼくは、ベッドの中にもぐってほらあなたんけんすることにした。進んでいくと、何とそこは大好きな恐竜のせかい。肉食竜ティラノサウルスにおわれて迷子になったランベオサウルスの子・ベオと出会ったぼくは、ベオのお母さんをさがす旅に出る。恐竜好きの子どもに送る冒険物語。


  • 3歳~
  • 2020年7月9日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み