2021.12.27

<いま、読みたい絵本>ぞくぞく重版、好評です! 『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』

今日ご紹介するのは、昨年刊行された松岡達英さんによる絵本『ベッドのなかはきょうりゅうのくに』です。


おやすみのまえ、あかちゃんにかかりきりのお母さんは、「ぼく」に最後までおはなしを読んでくれませんでした。

「つまんないの~」

「ぼく」は、おふとんの中にもぐって、“ほらあなたんけん”をすることにしました。
ねこのミーコといっしょにずんずん進み、ようやく出てみると、そこにはたくさんの恐竜たちの姿が!
なんと「ぼく」は恐竜のすむ世界にやってきてしまったのです。


ティラノサウルスにおそわれそうになったランベオサウルスのあかちゃん「ベオ」を助けた、「ぼく」。
いっしょにお母さんを探すことにしました。
ベオのお母さんは見つかるのでしょうか……?


2020年7月の刊行以来版を重ね、早くも第6版となりました。
今日は、これまでに読者の方からお寄せいただいたご感想の一部をご紹介します。


☆2歳9か月の娘に「好きな絵本を選んでいいよ」と言うと、この本をじーっと見たあと他の棚も見て、
再び戻り「これ!」と選びました。
少し難しいかな…と思ったけど、集中して聞いていました。
「コリトサウルスは?」とか「モササウルスは?」と知っている恐竜や爬虫類をあげては嬉しそうにしていました。
私は松岡さんが描く自然や生き物の絵が好きなので、植物や小動物などもじっくり見て楽しんでいます。
寝る前の読みきかせに◎です!
(31歳・お母さん)

☆恐竜に興味がある子どもに読みました。
ふとんにもぐると別の世界があり恐竜たちと冒険する様子がとても気に入ったようです。
寝る前に毛布にくるまって「恐竜の世界に行けたらな」と言うようになりました(笑)。
(30歳・お母さん)


ティラノサウルス、トリケラトプス、パラサウロロフス……。
難しい恐竜の名前をすらすら読める「恐竜大好き!」な子も、そうでない子も楽しめる1冊です。
冬の夜、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。

(まつおかたつひで 作・絵)

ベッドのなかはきょうりゅうのくに

絵本・こどものひろば

ベッドのなかはきょうりゅうのくに

まつおかたつひで 作・絵

おやすみ前、ぼくはお母さんに本を読んでもらうんだ。でもあかちゃんの泣き声が聞こえてきて、お母さんは出ていっちゃった。「つまんないの」ぼくは、ベッドの中にもぐってほらあなたんけんすることにした。進んでいくと、何とそこは大好きな恐竜のせかい。肉食竜ティラノサウルスにおわれて迷子になったランベオサウルスの子・ベオと出会ったぼくは、ベオのお母さんをさがす旅に出る。恐竜好きの子どもに送る冒険物語。


  • 3歳~
  • 2020年7月9日初版
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 立ち読み