2021.09.19

<いま、演じたい紙しばい>幅広い世代で一緒に楽しめる人気民話紙芝居『にじになったきつね』

9月20日は敬老の日。
今日は、今年で刊行から40周年を迎える、いろいろな世代でいっしょに楽しめる人気の民話紙芝居をご紹介します。

富士山がよくみえる川のそば、小さな森に住んでいたのは、きつねのゴロザエモン。
おじぞうさまに化けて、おだんごを食べたのが子どもたちにみつかって、村はずれまで逃げてきたゴロザエモンは、そこで病気で寝ているおじいさんをみつけます。
おじいさんは病気でいつも寝ていて、見えるものは空ばかり。
ゴロザエモンは、おじいさんが昔食べものをくれたことがあるのを思い出しました。
夕立の後のきれいな虹がもう一度見てみたいと願うおじいさんをかわいそうに思い、ゴロザエモンは虹に化けることを思いつきます。
喜ぶおじいさんを見て、ゴロザエモンは虹に化け続けますが、うでもしっぽもつかれてきて……。


静岡市の南藁科(みなみわらしな)に伝わるきつねのゴロザエモンの民話を元にしたこの紙芝居。
悪さをしたり、いじわるだったり、きつねはあまりいいイメージでは描かれない動物ですが、この作品のゴロザエモンはいたずらはすれどどこか憎めず、虹に化けてあげる優しさや思いやりも持っています。

いたずらぎつねのゴロザエモンと、ゴロザエモンをあたたかく見守る村の人たちの心持ちに、ほっこりとやさしい気持ちになれる作品。第20回五山賞 奨励賞・画家賞受賞作です。
おじいちゃんおばあちゃんからお子さんまで、ぜひいろいろな世代でいっしょにどうぞ楽しみください。

     12場面/3歳から
(川田百合子・脚本 藤田勝治・画)







にじになったきつね

五山賞名作紙芝居

にじになったきつね

川田百合子 脚本/藤田勝治

富士山がよくみえる川のそば、小さな森に住んでいたのは、きつねのゴロザエモン。
おじぞうさまに化けて、おだんごを食べたのが子どもたちにみつかって、村はずれまで逃げてきたゴロザエモンは、そこで病気で寝ているおじいさんをみつけます。
おじいさんは病気でいつも寝ていて、見えるものは空ばかり。
夕立の後のきれいな虹がもう一度見てみたいと願うおじいさんをかわいそうに思い、ゴロザエモンは虹に化けます。
喜ぶおじいさんを見て、ゴロザエモンは虹に化け続けますが、うでもしっぽもつかれてきて……。

静岡市の南藁科に伝わるきつねのゴロザエモンの民話を元にしたこの紙芝居。
いたずらぎつねのゴロザエモンと、ゴロザエモンをあたたかく見守る村の人たちの心持ちに、ほっこりとやさしい気持ちになれる作品。
高齢者の方へ演じる作品としてもおすすめです。
第20回五山賞 奨励賞・画家賞受賞作。

  • 3歳~
  • 1981年9月1日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み
  • 在庫僅少