2021.06.16

<いま、演じたい紙しばい>幼児からお年よりまで楽しめる昔ばなし『おまんじゅうのすきなとのさま』

今日6月16日は「和菓子の日」。
今日は大きな大きなおまんじゅうが登場する、ロングセラー民話紙芝居をご紹介します。

昔むかしある所に、おまんじゅうの大好きなお殿様がいました。
殿様は、町中のおまんじゅうを取り寄せてたべていましたが、普通のおまんじゅうにあきてしまい、食べたことがないほど、大きな大きなまんじゅうを作らせることにしました。



まんじゅう屋は、町中のありったけの粉と小豆をあつめてまんじゅうを作りますが、殿様は納得せず、もっともっと大きなまんじゅうを作るようまんじゅう屋に命じます。

どこからかこの様子をみていたてんぐが、困っていたまんじゅう屋をみかねて授けてくれたのは、とっても不思議なてんぐのうちわ。
これであおげば、どんなものもたちまち大きくなるといいます。

あくる日、殿様の所に小さなまんじゅうを持ってきたまんじゅう屋が、ふしぎなうちわでまんじゅうをあおぎます。



 ぷくぷく ぷわーん
 ぷくぷく ぷわーん

どんどんと大きくなっていくまんじゅうに、殿様は大喜び。
殿様はなんと大きな大きなまんじゅうの上に乗ってしまいますが……!?


どんどん大きく、高くなっていくおまんじゅうに乗った殿様。
ゆかいで楽しい気持ちからだんだんと不安になってきて……。

わがままで子どもみたいな殿様のキャラクターがなんとも楽しい作品です。
おまんじゅうが大好きなお子さんにとっては、夢のようなお話かもしれませんね。
おまんじゅうがおやつの日など、ぜひ演じてみてください。

幼児からご高齢の方にも楽しんでいただける、幅広い年齢層で楽しめるロングセラー民話紙芝居です。

12場面/3歳から
(日下部由美子 脚本/篠崎三朗 画)
おまんじゅうのすきなとのさま

ゆかいな民話選

おまんじゅうのすきなとのさま

日下部由美子 脚本/篠崎三朗

むかし、おまんじゅうのだいすきなお殿さまがいました。ある日、大きなまんじゅうを注文します。困りはてたまんじゅうやは…。

  • 3歳~
  • 1995年9月1日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み
  • 重版未定