2021.05.27

<新刊紹介>思いきりあそぶって気持ちいい! 『どろんこおばけになりたいな』

雨の季節が少しずつはじまっています。
長ぐつをはいた子どもたちがすることといえば……水たまりに入ること。
水の感触や、飛びはねる水しぶきがおもしろいのでしょう。

夏になれば、はだしでのどろんこ遊びも楽しいですね。
今日は、新作絵本『どろんこおばけになりたいな』をご紹介します。


いいですね
いいですね
とっても とっても いいですね


そういってやってきたのは、ぞうさんです。


ずぶり ごろん ごろごろごろ


さらにページをめくってあらわれる姿には思わずびっくり!
どろんこおばけになってしまいました。

お次は子どもたち。
「やめて~」というお母さんお父さんの悲鳴が聞こえてきそうですが、何とも楽しそうな表情です。
こちらもりっぱなどろんこおばけになりましたよ。

つづいてやってきたのは、おばけ。
おばけはいったいどうなってしまうのでしょう。
どろんこおばけに、なれるかな?


とにかくどろんこ、どろだらけ。
体をいっぱいにつかって思いきり遊ぶ楽しさが、画面から伝わってきます。

作者の内田麟太郎さんのコメントです。

「絵本『どろんこおばけになりたいな』は、子どもとどろんこの、いのちの賛歌です。石井聖岳さんの絵も、裸になって遊んでます。」

母のひろば 684号」(童心社定期刊行物)より


土、水といった自然の中にとびこんで遊ぶ気持ちよさを、絵本でも味わってみてください。
(内田麟太郎・作 石井聖岳・絵)
どろんこおばけになりたいな

単行本絵本

どろんこおばけになりたいな

内田麟太郎 作/石井聖岳

大きな水たまりの前に、ゾウがやってきました。
「ずぶり ごろん ごろごろごろ」。水たまりに転がって……泥だらけの「どろんこおばけ」に大変身!
 ぼくもわたしも泥まみれになって、どろんこおばけ~! そこにやってきたおばけが変身したのは……!? 

子どもたちが大好きなどろんこ遊び。身も心も解放して、思いっきり遊べるどろんこ遊びをイメージしながら、気持ちいい土や水の感触を一緒に楽しめる絵本です。

  • 2歳~
  • 2021年5月20日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み