2021.04.15

<新刊図書>SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題

最近、新聞やニュースなどで「SDGs」という言葉をよく目にします。「SDGs」は「Sustainable Development Goals」の略称で、「持続可能な開発目標」という意味です。

「SDGs」は、2015年の国連サミットで採択された2030年までの国際目標で、持続可能な世界を実現するための17の目標で構成されています。それらは「1、貧困をなくそう」「5、ジェンダー平等を実現しよう」「13、気候変動に具体的な対策を」などさまざまな分野にわたるものですが、根本にあるのは“地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)”ことです。

今日ご紹介するのは、その「SDGs」の観点からごみ問題について分かりやすく解説した新刊「SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題」シリーズです。

ごみ問題を語るとき、その向こうに地球規模の環境破壊や、人類が直面する格差の問題があります。私たちの出すごみのせいで、世界のだれかが苦しんでいるかもしれない……そんな意識を持ち、ごみ問題について考えるきっかけになるシリーズです。


見すごせない! 海洋プラスチック問題

「SDGs」のなかで「14、海の豊かさを守ろう」として掲げられている海のごみ問題について、読みといていきます。
日本が排出した大量のプラスチックごみの行方は? 私たちにできることとは? 私たちはプラスチックを手放すことはできない? 
プラスチックごみで苦しむ海の生き物たちの現状、日本のプラスチックごみのリサイクル事情、行政や企業のさまざまな取りくみ、海外の取りくみなどを、写真を交えてわかりやすく解説します。


どうしたらへらせる? 食品ロス問題

世界の3分の1の食料が捨てられている一方で、飢餓に苦しんでいる人々がいます。
この巻ではSDGsの観点からみた「食品ロス」問題を、数字を交えてわかりやすく解説します。「SDGs」のなかでも「2、飢餓をゼロに」「12、つくる責任つかう責任」「13、気候変動に具体的な対策を」などさまざまな目標にかかわる重要なテーマです。
私たちの暮らしの裏側で、食べ物はどんなふうに捨てられていくのかを知り、私たちにできることは何なのか? また、食品業界のかかえる根本的な問題や、それを少しずつ変えていこうとする企業・自治体などの最新の取りくみを紹介します。


まったなし! 世界にあふれるごみ問題

日本で出るひとりあたりのごみの量は世界でもトップクラスの多さだといいます。「古着」「使い終わったスマホや電子機器」など私たちが使い終わって捨てた大量のごみがあふれ、海外に送られています。こちらの巻ではごみの行方を知り、ごみが送られた先の人びとのくらしについても考えます。「放射性廃棄物」や「宇宙ごみ」など、ふだん私たちからは見えないけれど問題になっているごみについても、幅広く紹介しています。

ごみ問題について、SDGsから「かんがえる」本シリーズ。解決が困難な課題について、ひとりひとりが考えつづけることの大切さを伝えています。よりよい未来のために何からはじめるべきか、自分の行動につなげていくための一歩として、ぜひお手にとってご覧ください。

各47ページ/小学校高学年から
(筑波大学教授・井田 仁康 総合監修)
SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題

SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題

井田仁康 総合監修/グループ・コロンブス

ごみ問題を語る時、その向こうに地球規模の環境破壊や、人類が直面する格差の問題があります。それらを解決するための世界的な指標として「SDGs」が注目されています。国内のごみ処理の仕組みだけでなく、それらが必ずしもうまくいっていないことを踏まえ、読者ひとりひとりに「私たちの出すごみのせいで、世界の誰かが苦しんでいるかもしれない」という意識を持つきっかけになるようなシリーズを目指します。

  • 小学5・6年~
  • 2021年3月20日初版
  • 揃定価9,900円 (本体9,000円+税10%)
見すごせない! 海洋プラスチック問題

SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題

見すごせない! 海洋プラスチック問題

グループ・コロンブス 編/井田仁康 総合監修/保坂直紀 指導

SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、ごみ問題を読み解きます。日本が排出した大量のプラスチックごみの行方は? 私たちにできることとは? プラスチックごみで苦しむ海の生き物たちの現状、日本のプラスチックごみのリサイクル事情、行政や企業のさまざまな取り組み、海外の取り組みなどを、写真を交えてわかりやすく解説します。

  • 小学5・6年~
  • 2021年3月20日初版
  • 定価3,300円 (本体3,000円+税10%)
  • 立ち読み
どうしたらへらせる? 食品ロス問題

SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題

どうしたらへらせる? 食品ロス問題

井田仁康 総合監修/グループ・コロンブス 編/小林富雄 指導

世界の3分の1の食料が捨てられている一方で、飢餓に苦しんでいる人々がいます。SDGsの観点からみた「食品ロス」問題を、数字を交えてわかりやすく解説。私たちの暮らしの裏側で、食べ物はどんな風に捨てられていくのかを知り、私たちにできることを考えます。また、食品業界のかかえる根本的な問題や、それを少しずつ変えていこうとする企業・自治体などの最新の取りくみを紹介します。

  • 小学5・6年~
  • 2021年3月20日初版
  • 定価3,300円 (本体3,000円+税10%)
  • 立ち読み
まったなし! 世界にあふれるごみ問題

SDGsでかんがえよう 地球のごみ問題

まったなし! 世界にあふれるごみ問題

井田仁康 総合監修/グループ・コロンブス 編/織朱實 指導

SDGs(持続可能な開発目標)の観点から、ごみ問題を読み解きます。「古着」「使い終わったスマホや電子機器」私たちが使い終わって捨てた大量のごみがあふれ、海外に送られています。ごみの行方を知り、ごみが送られた先の人びとのくらしについても考えます。「放射性廃棄物」や「宇宙ごみ」など、ふだん私たちからは見えないけれど問題になっているごみについても、幅広く扱います。

  • 小学5・6年~
  • 2021年3月20日初版
  • 定価3,300円 (本体3,000円+税10%)
  • 立ち読み