2020.09.04

〈新シリーズ〉人気作家がコンビを組んだ、新・低学年向けミステリー『めいたんていサムくん』

那須正幹さん、はたこうしろうさんの人気作家2名がおくる、低学年向けの新シリーズがスタートします。

主人公のサムくんは、小学2年生。
本当の名前は井上オサムです。
小さい時から推理が得意で事件を解決してきたので、「めいたんていサムくん」と呼ばれています。

サムくんの不思議なくせ、それは、推理をするとき、水色のタオルのハンカチを使うこと。
サムくんの水色のハンカチは、サムくんが赤ちゃんの頃から使っていたタオルから作ったもの。
サムくんはこのにおいをかぐと、推理力が増すのです。
サムくんがハンカチのにおいをかぐと、頭がさえて、解決の糸口がみえてきます……。



「ズッコケ三人組シリーズ」(ポプラ社)などで知られる作者の那須正幹さんは、
このシリーズについて、「探偵小説というと高学年向けがほとんどだが、中には低学年物もあってもいいんじゃないだろうか」「子どもの観察力や想像力を前面に押し出し、小さな読者と共に、謎解きの面白さを共有したい」
という想いから生まれたと語っています。

そして、ミステリーのおもしろさを小さな読者たちに、十分に楽しんでほしいという思いから、
「読み聞かせを卒業し、自分で活字を読むようになった読者のために、できるだけ丁寧な記述を心がけた」(*1)
とも語っており、自分で本を読み始めた子どもたちにぴったりの内容になっています。


絵は人気絵本作家のはたこうしろうさん。
サムくんやクラスメイトなど、登場人物たちが、ポップに、表情ゆたかに描かれています。




ほぼ全ての見開きに絵が入っていて、読み物に慣れていない子どもたちや自分で本を読むようになった子どもたちにぜひおすすめしたいシリーズです。
どうぞお楽しみに!

『めいたんていサムくん』2020年9月初旬
87ページ/小学校低学年から
(9月中頃から書店店頭でもご覧いただけます)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494020669
『めいたんていサムくんと あんごうマン』2020年12月刊行予定

*1『母のひろば』676号(童心社)より
めいたんていサムくん

だいすき絵童話

めいたんていサムくん

那須正幹 作/はたこうしろう

公園でミクちゃんのおにんぎょうがもちさられた! だれにも見られずにどうやって? (「きえた おにんぎょう」)、のらイヌにつきまとわれたハルミさんからのSOS。なぜ、ハルミさんだけがねらわれるの?(「のらイヌの ひみつ」)。空色のハンカチのにおいをかぐと、あたまがさえわたる!
小学生のめいたんてい、サムくん。日常にひそむどんな事件も、サムくんの名推理で、そくかいけつ!
新シリーズ第1弾。 

  • 小学1・2年~
  • 2020年9月4日初版
  • 定価1,210円 (本体1,100円+税10%)
  • 立ち読み