2020.05.04

<いま、演じたい紙芝居>「こどもの日」におすすめ『まいごのこいのぼり』

あたたかなおひさまの光のもと、こいのぼりが元気に泳ぐ季節がやってきました。
今日ご紹介するのは、自分のお家がわからなくなってしまった、こいのぼりの紙芝居『まいごのこいのぼり』です。


ねこのふうたろうが出会ったのは、泣いている大きなさかな。
まいごになっているというこのヘンテコリンなさかなのおうちを、いっしょに探してあげることにしました。

きんぎょさんにそのさかなは「こいのぼり」という名前だと教えてもらったふうたろう。「こい」というならば、と池の鯉のところへやってきました。



ところが、こいのぼりの家は池ではないそうです。
そこで教えてもらったのが、この歌。

♪やねよ~り た~か~い こいの~ぼ~り~♪

こんどは屋根の上へとやってきたふたり。


そこにいたからすが、「まいごの まいごの こいのぼり~。かあ~。」といっしょに探してくれました。

やっとやっと、こいのぼりは持ち主のたろうくんのもとへ帰ることができました。


おとうさんこいのぼりとおかあさんこいのぼりといっしょに、気持ちよさそうに空をおよぐこいのぼり。
たろうくんも嬉しそうです。


子どもの健やかな成長を願う「子どもの日」。
本作の解説には「こいのぼりは江戸時代の庶民が、滝をのぼるコイのように、男の子が元気に大きくなるようにと願って立てたのが始まりです。」とあります。

ご家族そろって、ぜひお楽しみください。
こいのぼりを手づくりしてみるのもいいですね。

こちらは2・3歳から楽しめる「年少向けかみしばい たのしいね!きせつの行事」シリーズの1作。8場面です。

(石井聖岳 脚本・絵)

まいごのこいのぼり

年少向けかみしばい たのしいね!きせつの行事

まいごのこいのぼり

石井聖岳 脚本・絵

ねこのふーちゃんがであったのは、まいごのこいのぼり。「うえーん、おうちがわからなくなっちゃった…」ちいさなこいのぼりのおうちは、どこかな?ふーちゃんは、いっしょにさがしてあげることにしましたが…。

  • 2歳~
  • 2013年8月15日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
年少向けかみしばい たのしいね!きせつの行事

年少向けかみしばい たのしいね!きせつの行事

たくさんの行事を体験して、日々、子どもたちは成長していきます。成長を喜びみんなで楽しく過ごす機会が園行事です。行事のエッセンスを紙芝居にこめました。

季節の節目に行うさまざまな行事は、身のまわりの自然や地域の歴史など、私たちが受けついだ文化へのかけがえのない入り口です。
年少から楽しめるこの紙しばいで、こうした文化や行事にこめられた先人の願いを楽しく受け取り、子どもたち自身の成長の節目へとつなげてほしいと願っています。

  • 2歳~
  • 2013年8月15日初版
  • 揃定価11,550円 (本体10,500円+税10%)