〈新刊図書〉『タコのターくんうみをでる』

大好評の新シリーズ「だいすき絵童話」から、内田麟太郎さんと井上コトリさんの新刊をご紹介します。

タコのターくんのもとへ、ライオンのラオくんから手紙が届きました。
ラオくんのお母さんがつかれているので、ターくんに来てもらって、”いつものこと”をお願いしたいというラオくん。
”いつものこと”って一体なんでしょう?

 くにゃ くにゃ ぺたん
 くにゃ くにゃ ぺたん

と、ターくんが歩き出しました。
タコのターくんが、海から出るときは、海の水”タコ水”を水筒に入れて持って行きます。
ガラガラヘビに絡まれて、サボテンさんに助けてもらったターくんは、
ようやくラオくんのもとにたどりつきました。

つかれていたラオくんのお母さんに、ターくんがはじめたのは……

 やわら やわら もみもみ
 やわら やわら もみもみ

そう、マッサージ。
足が8本あるターくんは、マッサージの名人なのでした。

ターくんのおかげで、ラオくんのお母さんは元気になりますが、
タコ水を取って休憩しようとしたターくんに、

 どっしーん!

何かがいきおいよくぶつかって、大事なタコ水がすっかりこぼれてしまいます。
タコ水がなくなり、今度はターくんがのびてしまって……。


「くにゃ くにゃ ぺたん」「やわら やわら もみもみ」といった擬音や、ユーモラスなガラガラヘビの歌など、
詩人の内田麟太郎さんならではの、言葉のリズムと、飄々としたストーリーが楽しい本作。
ともだちの頼みに「いきますとも いきますとも」と、危険をかえりみず、軽妙に出かけていくターくん。
ほのぼのしていて、やさしいヒーロー、タコのターくんのお話を、ぜひお手にとってお楽しみ下さい。

64ページ、自分で読むなら小学校1・2年生、お子さんへの読み語りなら3・4歳から楽しめます。

タコのターくん うみをでる

だいすき絵童話

タコのターくん うみをでる

内田 麟太郎 作/井上 コトリ

タコのターくんはうみをでて、そうげんまで出かけることになりました。ライオンのラオくんから手紙がとどいたのです。うみからでるときはすいとうをもっていきます。つかれたらあたまをぬらせばいいのです。

  • 小学1・2年~
  • 2019年6月20日初版
  • 定価1,080円 (税込)
  • 立ち読み