松谷みよ子民話珠玉選

うみにしずんだおに

うみにしずんだおに

立ち読み

松谷 みよ子 脚本/二俣 英五郎

海が荒れて人がさらわれるとなげく村人の話をきいた鬼の親子は、あらしの朝、大岩をかついで海に入っていき…。

  • 文部科学省選定
  • 定価2,860円 (本体2,600円+税10%)
  • 初版:1973年3月1日
  • 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
  • 頁数:16場面
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-07405-1
  • NDC:913

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読者の声

「うみにしずんだおに」の感想
『うみにしずんだおに』は、スケールの大きな作品で、おにの心情が細やかに描かれています。子おにを深く愛し慈しみながら育てる親おにが、人間の苦しみや悲しみを正面から受け止め、わが身を海に沈める姿は本当に感動的です。3月11日の震災で津波の大災害があって以降、この作品を口演できませんでした。被災された方々が、今なお想像を絶する苦しみや悲しみを抱えながら、日々の生活を送られている状況を目の当たりにしてきたからです。しかし、目をそむけても事実を変えることもできない。せめて震災の事実を忘れないためにと思い、8月から口演を再開しました。何もできない私ですが、この作品を通して子どもたちに震災の事実を伝え、生きることの大切さを共に考えていきたいと思っています。(なにわのゴリちゃんさん・51歳・男性)