単行本図書

悪魔のピ・ポ・パ

悪魔のピ・ポ・パ

立ち読み

川北 亮司 作/かんざき かりん

天使のテストに落第した悪魔のピピ、ポウ、パララが人間の世界にやってきました。3人で力を合わせ、子どもの願いをかなえる約束なのですが、なかなかうまくいきません…。小学生の悩みを悪魔たちが試行錯誤しながらかなえることで、読者の子どもたちも1歩を踏み出せそうな気持ちになる。ちょっぴり元気をもらえるファンタジー。

  • 定価990円 (本体900円+税)
  • 初版:2014年3月25日
  • 判型:四六判
  • 頁数:128頁
  • 小学3・4年~
  • ISBN:978-4-494-02034-8
  • NDC:913

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推薦のことば

落第天使におねがい!? 2014年4月4日
 天使のテストで落第した三人の天使、ピピ、ポウ、パララの三人は、女神さまから黒い羽根の悪魔の姿にされ、地上へ修行に出されてしまいます。悪魔から天使に戻るためには、子どものねがいをたくさん、必ずチームで協力しあってかなえなければなりません。
 勝気でまっすぐなピピと、お嬢さま風のパララ、二人の女の子の元天使の間で、おっとりした友達思いの男の子のポウは、泣きながらお菓子を食べることしかできないことも……。個性のちがう三人の小さな元天使たちは、力を合わせて子どもたちねがいをかなえ、天使の姿にかえることができるのでしょうか。
 「なわとびができるようになりたい!」「転校しちゃう友だちと、はなれてもずっと親友でいたい!」「はじめて好きになった気持ちを伝えたい!」この物語にでてくる子どもたちのねがいは、小学生の頃だれもが思ったことがある、身近なもの。そして、がんばりを認められたいピピや、チームをまとめたいパララ、友だちどうし仲良くしたいポウ、人との関わりや社会の中でうまれてくる、この小さな元天使の悪魔たちのねがいも、共感できるものです。
 さて、地上には他にも、悪魔の姿で修行中のチームが送りこまれている模様。つづきが気になる一冊です。
佐々木 江利子(ささき えりこ/児童文学評論家)

書評

読売新聞夕刊 2014年5月24日
子どもたちの願いをかなえる天使たち