単行本図書

魔法の庭へ

魔法の庭へ

立ち読み

日向理恵子 作/三角芳子 

「〈魔法の庭〉を見つけなさい、ミミの子どもの子ども…」むかし魔女だったおばあさんと暮らす少女、ナナミ。狂ってしまった妖精郷の時間を治すため、魔女になることを決意する。しかし〈魔法の庭〉を見つけないと魔女にはなれないという。〈魔法の庭〉とは何なのか?「雨ふる本屋」が好評の著者による創作児童文学第2弾。

  • 定価1,485円 (本体1,350円+税)
  • 初版:2010年2月15日
  • 判型:四六判/サイズ:19.4×13.4cm
  • 頁数:256頁
  • 小学5・6年~
  • ISBN:978-4-494-01946-5
  • NDC:913

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読者の声

『魔法の庭』の感想
最初、どういう本か興味をもち、誕生日プレゼントで買ってもらった。自分が(本のお話に)入っているみたくなって、とても楽しかったです!また読んでみたいです!!!

推薦のことば

空とぶ象の背に乗って
 この物語の主人公ナナミは、父母を幼い頃に亡くし、元魔女の祖母と、使い魔でコウモリのカゲルと暮らす女の子。ある日、妖精の影法師を見つけたことをきっかけに、青い色の妖精クーに連れられて、ナナミは妖精郷の危機を救うため〈魔法の庭〉をさがす冒険に出ることになります。
と、あらすじだけ書くと、今、流行のスピード感あふれる長編シリーズものファンタジーのように思われるかも知れません。しかし、この物語の本質は、現代的というよりむしろ、古典的で伝統的な妖精物語や昔話、バリーの「ピーター・パン」やケネス・グレアム、ファージョンといった、イギリス児童文学の黄金期といわれる1920年代の作品群に近いものです。一方で、この本はページをめくるごとに、絵画的で動きのある色鮮やかなイメージに満ちあふれています。これは、この作家特有の突出した才能で、デビュー作『雨ふる本屋』が昨年の「読書感想画コンクール」課題図書に選ばれたのもうなずけます。
実はこの作品は、作者が18歳の時、自費出版した本に加筆したものです。ナナミが「もっと、おっきく・おっきく!」という魔法のことばで大きな空とぶ象を出し、それに乗って妖精郷の空をかけめぐったように、かつて、子ども読者だった作者は大人になった今、夢を叶え、作家として活躍しはじめています。その姿は、子どもにも大人たちにも希望になるものでしょう。ずっと大切に持っていてほしい一冊です。
佐々木江利子/児童文学評論家

書評

静岡新聞 2010年5月23日
新潟日報 2010年5月23日
山梨日日新聞 2010年5月23日