復刊傑作絵本 ことばと詩のえほん

へそとり ごろべえ

へそとり  ごろべえ

立ち読み

赤羽 末吉 詩・画

「おれは おへそが だいすきだ あまくて しょっぱくって こーりこり うふふ たべたいなー」かみなりのごろべえは、家宝のへそとりきを使って、生きものたちのおへそをとりまくります。
「くりんくりんの シュー すっぽーん」と、軽快におへそをとっていく音が楽しい詩の絵本です。
赤羽末吉が、瓶ビールのふたを栓抜きであける様子から、へそとりのアイデアを思いついたという、ユーモアたっぷりの作品をお楽しみください。

  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:2017年12月7日
  • 判型:A4変型判/サイズ:19.6×21.2cm
  • 頁数:28頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-01559-7
  • NDC:911

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赤羽末吉が、瓶ビールのふたを栓抜きであける様子から、へそとりのアイデアを思いついたという、ユーモアたっぷりの作品をお楽しみください。

書評

おれは おへそが だいすきだ(母のひろば 646号) 2018年3月15日
 かみなりさまのごろべえは、何しろおへそが大好物。真っ赤な体にお洒落なパンツ、恰好いいべルトには、へそ入れ袋をぶら下げて、さあ、準備万端出発だ。太鼓たたきはロボットに任せて、ハンドル付きの雲に乗り、おいしそうなおへそを探して縦横無尽に飛びまわる。どう見ても、栓抜きにしか見えない家の宝のへそ取り機。「くりんくりんの シュー すっぽー ん」ネズミに力士、クジラにカエル? へそを取るたび、おかしな音が飛び出す、吹き出す。さてさて、いただいたおへそを一杯食べて、お腹の膨れたごろべえは、自分のへそも「ぐりんぐりん」ととっちゃった。「ぽっこん ちょっぽん しゃー」はたしてごろべえの運命は......。
 この『へそとりごろべえ』は、幼い頃から落語や紙芝居を見て育った、 江戸っ子赤羽末吉ならではのユーモア溢れる創作詩絵本です。へそ取り機 は、まさに赤羽自身が晩酌のビールの栓を抜こうとして思いついたアイデ アですし、どこか間の抜けた感じのするへそは、好んで描いた題材です。 自身「へそを取られる時、偉そうなやつが一番情けない音をしている」と語っていますが、そのような、江戸っ子らしい屈託のない風刺精神も、おもしろさを膨らませています。表紙を開けば、そこには、のびのびと飛び回る、ごろべえの巻き起こす風が、ダイナミックに吹き渡っているのです。
赤羽茂乃 (あかば しげの/赤羽末吉三男・研三の妻、赤羽末吉研究家)
日本農業新聞 2018年2月24日

2021/6/4

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