絵本・こどものひろば

おかお おかお おかおだよ

おかお おかお おかおだよ

立ち読み

スマ 文/山村 浩二

ゆめちゃんは、クレヨンでおかおを描くの大好き。画用紙からはみだして、冷蔵庫、テレビ、ごみ箱、ポスト、電信柱…なんでもおかおを描いていきます。そんなゆめちゃんですが、和尚さんに怒鳴られ、クレヨンを取り上げられてしまいます。べそかくゆめちゃんに声をかけたのは、なんとのっぺらぼう! ゆめちゃんが、のっぺらぼうにおかおを描いてあげると……。クレヨン少女の大冒険がはじまります。

  • 第6回絵本テキスト大賞
  • 日本図書館協議会選定図書
  • 日本子どもの本研究会選定図書
  • 定価1,512円 (本体1,400円+税)
  • 初版:2015年4月10日
  • 判型:B5判/サイズ:19.1×26.6cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-01547-4
  • NDC:913

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日本児童文学者協会・童心社共催の「絵本テキスト大賞」第6回受賞作。新しい絵本作家の発掘と育成、新しい絵本の出版を目的とした同賞。『オオカミがやってきた!』『たかこ』『ひめちゃんひめ』に続く絵本化です。

推薦のことば

爆発するエネルギー(母のひろば612号) 2015年6月12日
 ゆめちゃんは何にでも落がきします。おかあさんが「かいちゃだめ!」といっても、描いちゃいます。それもみーんな「顔」。何にでも顔を描いて、部屋中顔だらけ。スリッパでも、冷蔵庫でも、まくらにもドアにも、顔、顔、顔。「こらぁ! おかお かいちゃだめ!」「おかお かくのは がようしだけよ」と、お母さんに怒られて、ゆめちゃんは外へ飛び出しました。 こんどは、電信柱や郵便ポストや公園のベンチにも、顔を描いてしまいました。顔をつければ、もう、それは単なる物ではありません。ゆめちゃんの「仲間」なんです。顔が付いたとたん、物が心を持つ気がするのです。 ゆめちゃんはオバケの世界へいきました。のっぺらぼうに顔を描いてあげると、のっぺらぼうはお団子を食べたり、鼻をクンクンさせてにおいをかいだりできて、大喜び。オバケたちは、新しい仲間が増えておおはしゃぎ。 ダメといわれても、画用紙なんかにおさまらない子どものエネルギーが爆発します。ゆめちゃんは「おかお おかお」のリズムに乗って自由自在に飛び跳ねます。 
丘修三(おか しゅうぞう/児童文学作家)