絵本・こどものひろば

ながねぎきょうだい

ながねぎきょうだい

立ち読み

中川ひろたか 文/鈴木真実

ながねぎ兄弟は七人兄弟。一番兄さんがドーくんで、レーくん、ミーちゃん…。末っ子のシーちゃんはお寝坊で、のんびり屋さんです。大きな事件は起きないのだけれど、みんなでなかよく過ごす日常が愛おしくなる一作!

  • 定価1,540円 (本体1,400円+税)
  • 初版:2014年5月30日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19.1cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-01543-6
  • NDC:913

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推薦のことば

なかよし「ながねぎきょうだい」 2014年8月4日
 何ともかわいい長ねぎ7人兄弟の、ほのぼのとしたある日のお話です。夜が明けて、みんなはポン! と元気に畑からとび起き「おはよう~おはよう~」と歌います。村の文化祭に出演する兄弟たちは歌が大好き。今日も神社へ合唱の練習に出かけるのです。でも、あれれ? 末っ子のシーちゃんが、ぐっすり寝ていて起きません。そこでみんなは……。
 優しさにつつまれたお話と美しいメロディの挿入歌、おもわず微笑んでしまう愛らしい絵。心がほっこりとしてきます。
 幼稚園の子どもたちに読んであげると、みんなすぐに絵本の世界に引きこまれていきました。シーちゃんがびっくり目覚ましで空高くとんでいくと「一番あかちゃんなのにすごい……」そっとつぶやく女の子。神社ではたくさんの野菜たちの中、目を見開いてシーちゃんを探します。歌の練習では長ねぎ兄弟と一緒に「ド~~!」。気がつけば、みんなで声をそろえていました。
 読み終えた時、子どもたちの顔がほわわんと優しい余韻につつまれていて、何だか私まで胸が温かくなりました。平和な気持ちになれる幸せな1冊。さっそく手にとり、見入っている子がいました。みんなと一緒もいいけれど、あとでじっくりひとりで見たくなる絵本なのですね。うんうん、分かるよ、その気持ち。ママに読んでもらうのもまた、きっと格別なことでしょう。

(まるやま あきこ/新潟こども医療専門学校 教員)
円山 昭子