絵本・こどものひろば

みみずのオッサン

長新太 さく

オッサン」という名前のみみずがさんぽにでかけた。そうしたら、ドシーンと何かがおちてきた。ヌルヌル ベトベト ベタベタベタ〜。大変! ペンキをつくる工場がばくはつしたんだ! えのぐとクレヨンの工場もばくはつして、町中が色だらけに! すると、みみずのオッサンが、いろんな色をどんどんどんどん食べていきますが……。
鮮やかな色彩の中、長新太さんらしい不思議な絵本の世界が広がります。ちょびひげの生えたみみずの「オッサン」へのあたたかいまなざしを感じるユーモア絵本。

  • SLA選定/IBBYオナーリスト
  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:2003年9月10日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19.1cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00944-2
  • NDC:913

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内容説明

オッサン」という名前のみみずがさんぽにでかけた。そうしたら、ドシーンと何かがおちてきた。ヌルヌル ベトベト ベタベタベタ〜。大変! ペンキをつくる工場がばくはつしたんだ! えのぐとクレヨンの工場もばくはつして、町中が色だらけに! すると、みみずのオッサンが、いろんな色をどんどんどんどん食べていきますが……。
鮮やかな色彩の中、長新太さんらしい不思議な絵本の世界が広がります。ちょびひげの生えたみみずの「オッサン」へのあたたかいまなざしを感じるユーモア絵本。

読者の声

読者さま

現代の社会問題を絵本ならではの世界観で伝えていて、長新太さんの表現にとても引き込まれました。

「みみずのオッサン」は、みみずの目線になることができ楽しみました。人間は自分勝手な生き物なのかもしれないと感じました。土を触る時、苗植えをするときなど、こどもたちにもみみずのオッサンを読み聞かせしてから取り組むことでいつもと違うことを伝えられるような気がします。現在、SDGs を学んでおり、子どもたちにも物の大切さを教えています。たくさん作ってたくさん捨てている現代をポップに可愛く表現していて、面白かったです。現代の社会問題を絵本ならではの世界観で伝えていて、長新太さんの表現にとても引き込まれました。

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書評

edu 2007年12月号
(掲載ページ42)
朝日新聞 2006年2月17日(朝刊)

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