おいしいともだち

とうもろこしくんがね‥

とうもろこしくんがね‥

立ち読み

とよた かずひこ さく・え

とうもろこし畑で、とうもろこしくんがうんしょ、うんしょ…ポキッと折れて落っこちました。
それからいそぐいそぐ、とうもろこしくん。
ゴロゴロころがって、どろだらけになって、それでもどこかへいそいでいます。
最後にばりばりばさばさ皮をぬいで、すっぽんぽ~んと、とびこんだのは…。

身近な食べ物たちが動きだす、「おいしいともだち」シリーズの記念すべき10作目。
はっと思わせて、決めゼリフは「しんぱいごむよう!」。

  • 定価935円 (本体850円+税10%)
  • 初版:2015年5月20日
  • 判型:B5変型判/サイズ:18.7×21cm
  • 頁数:24頁
  • 2歳~
  • ISBN:978-4-494-00376-1
  • NDC:596

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推薦のことば

とよたさんは〝おいしい ともだち〟(母のひろば612号) 2015年6月12日
 とよたかずひこさんとは四十年来のおつきあいです。私が地方紙に連載している『おじさん図鑑』に、もう数十年も楽しい挿絵を描いてもらっています。多くの読者の方々が、とよたさんの挿絵を楽しみに、毎週、「どんな挿絵かな」とワクワク新聞を待っているそうですよ。若いときから変わらぬ優しい彼の笑顔、そして柔らかくて明朗な口調や物腰、人をほっとさせるほんわかとした佇まいが、そのままそっくり挿絵になっています。 そんなとよたさんが創作する絵本は、描かれる人や物や動物などが、いつも動いています。まるで子どもたちをそのまま写したように、雲の流れや風の動きをそのまま写したように、自在に動き、移動して止まりません。この「おいしい ともだち」シリーズの新刊、『とうもろこしくんがね‥』も、もちろんどんどん動いていきます。そんな動きを、子どもたちは胸をドキドキさせながら追っていきます。そして「あっ!」という危機的な場面で、「しんぱい ごむよう!」という主人公の力強いことばが飛び出してきて、子どもたちを安心させるのです。最後に、おいしそうにゆであがったとうもろこしくんが登場。「さあ、ふーふーして めしあがれ」といわれれば、野菜嫌いで偏食がちな子どもたちも、むしゃむしゃ、とうもろこしくんと“おいしい ともだち”になること請け合いです。
飛鳥圭介(あすか けいすけ/エッセイスト)