2023.12.04

【十二支の動物はどうやって決まったの?】年末年始のおはなし会に!『らいねんは、なにどし?』



あっという間に12月。年末年始も見えてきました。
2024年は辰(たつ)年ですが、子どもたちに十二支とは何か、説明するのは案外むずかしいものです。
今日は、十二支の動物たちの由来ばなしの紙芝居をご紹介します。


むかしむかし、王さまに「1年1年に動物の名前をつけたい」と頼まれた仙人が、動物たちをよびよせました。

仙人は、やってきた12ひきの動物たちに、年にそれぞれ12ひきの名前をつけること、その順番は、仙人のすみかまで競争する早さくらべで決めることを伝えます。



「そうれ、ゆけ!」
仙人と王さまが雲の上で見物するなか、さあ、12ひきの動物たちによる、早さくらべのはじまりです。

最初にとびだしたのはタツとトラ。
でも、ヘビを巻き込んでケンカをはじめてしまいます。
サルとトリは木の上から大きくジャンプ!
ウシとウサギ、ウマやヒツジも、負けじと走ってきて……。


まるでレースの中継のように、動物の特徴をいかしながら、テンポよくお話がすすんでいきます。
最後にはウシのしっぽにつかまっていたネズミが1着でゴールし、干支の順番をみんなで確認して物語が終わります。

脚本の最後はこんな言葉で終わります。
「ところで、ことしは なにどしだったかな?
じゃあ、らいねんは なにどし?」

演者と観客が最後にこんなやりとりを楽しめるのも、この作品の大きな魅力です。子どもから大人の方まで、幅広い年齢層で楽しめる作品です。
12場面・3・4歳から。

(上地ちづ子・脚本 金沢祐光・絵)



▼こちらのセットに収録されています。
復刊紙芝居 冬もぽかぽか 行事とおはなし(全3巻)
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494072828


らいねんは なにどし?

復刊紙芝居 冬もぽかぽか 行事とおはなし

らいねんは なにどし?

上地ちづ子 脚本/金沢佑光

昔、中国の王さまが、年ごとに動物の名をつけることにしました。そこで仙人はまず動物たちを呼び集めて、12ひきを選び、競争させました。さて、順番は?

  • 3歳~
  • 2015年11月15日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み