2022.11.25

箕面・世界子どもの本アカデミー賞授賞式 『先生、しゅくだいわすれました』

(子どもたちからオスカー像の贈呈を受ける佐藤真紀子さん)

先生と子どもたちの、ユーモアと想像力あふれるやりとりが楽しい人気の読み物『先生、しゅくだいわすれました』(山本悦子 作/佐藤真紀子 絵)。
この作品が「箕面・世界子どもの 本アカデミー賞 」の「作品賞」を受賞し、11月3日(木・祝)に授賞式が行われました。

「箕面・世界子どもの 本アカデミー賞 」は、子どもが支持している本を子ども自身が選ぶ、全国でも珍しい賞です。『先生、しゅくだいわすれました』は小学校3~6年生による投票で、5,862票中2,311票と大変多くの得票を頂きました。

授賞式は、司会進行、運営もすべて市内の小中学生自身が行う、温かみのある楽しい会になりました。
著者の山本悦子さんはあいにく予定が重なっていたため出席できませんでしたが、童心社からは担当編集者が画家の佐藤真紀子さんと同行して出席しました。

子どもたちからは、手書きメッセージと、市内中学の図書部員手づくりというかわいいオスカー像をいただきました。




こちらは箕面市のゆるキャラ「滝ノ道ゆずる」をモチーフにしたものだそうです。



オスカー像の裏面には、物語で登場するキャラクターたちのイラストが……!
作ってくれた子どもたちのユーモアや気持ちが伝わってきます。ありがとう!
選んでくれたみなさま、ありがとうございました!
先生、しゅくだいわすれました

単行本図書

先生、しゅくだいわすれました

山本悦子 作/佐藤真紀子

しゅくだいをわすれたゆうすけ。しどろもどろに口からでまかせのウソでいいわけをしていると、えりこ先生が「だめだなあ、ウソをつくならもっと上手につかなくちゃ」「え?」「すぐばれるようなのはだめよ。それから、聞いた相手が楽しくなるようなのじゃなくちゃ」「楽しくなる?」「そう。聞いた人がウソとわかっても、はははってわらっちゃうようなのじゃなきゃ」「じゃあ、上手にウソがつけたら、しゅくだいやってなくてもしかられないってこと?」「そうねえ。だって、だまされちゃったらしかたないし」といって、えりこ先生はにやっとわらった。…次の日から子どもたちはしゅくだいができなかったわけを考えてきて発表することに…。

  • 小学3・4年~
  • 2014年10月25日初版
  • 定価1,210円 (本体1,100円+税10%)
  • 立ち読み