2020.06.09

〈いま、読みたい絵本〉おとうさんになっていく喜び『おとうさんがおとうさんになった日』

もうすぐ「父の日」です。おとうさんからの視点から、子どもたちが生まれた日を描いた、ロングセラー絵本をご紹介します。


おうちで、三人目の子どもを出産することを決めたおとうさんとおかあさん。

あかちゃんをうまないのに、「いつおとうさんになったの?」
「どうしておとうさんになったってわかったの?」

おにいちゃんと妹のあーちゃんに聞かれたおとうさんは、初めておにいちゃんが生まれた日のことを語りはじめます。

 「もちろん、おにいちゃんが うまれた日が 
  おとうさんが おとうさんになった日さ。
  はじめてのあかちゃん、うれしかったなあ……」

 「でも……、なんか……、ちょっと……、
  おかあさんと ちがうなあ……。
  おとうさんは あかちゃんを うまないからな。
  そばで みまもって いただけだからな。
  あの日、おかあさんは まぶしかった。

  おとうさんが おとうさんになった日って、
  まぶしいんだ。」

助産師さんにはじめて「おとうさん」と呼ばれ、
うまれたばかりのあかちゃんをだっこして、ふるえたこと。

妹のあこちゃんが里帰り出産でうまれた時、
「かわいいおんなのこが うまれたよ」と電話で聞いて
いつもの景色がまるで違うように輝いてみえたこと……。

家族みんなで、二人がうまれた頃の思い出を語っているその時、ついにおかあさんの陣痛がはじまりました。
助産婦さんとおばあちゃんを呼んで、家族みんなであかちゃんを迎えます……。



この絵本を読むと、お子さんをお持ちの方は、ご自身の子どもがうまれた日の喜びや思い出が、鮮やかによみがえってくるのではないでしょうか。

子どもたちは、自分がどんな風にして生まれてきたのか、話してもらうのが大好きです。
お子さんがうまれたエピソードや家族の歴史を、どうぞ絵本とともに語り合ってください。

「父の日」のプレゼントとしても喜ばれているこの絵本。
ぜひ、ご家庭のおとうさんから子どもたちに読んでほしい絵本です。
32ページ/3歳から

(長野ヒデ子/さく)


以下の姉妹絵本もあわせてお楽しみください。
『おかあさんがおかさんになった日』
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494008599

『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』
https://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494025633



おとうさんがおとうさんになった日

絵本・こどものひろば

おとうさんがおとうさんになった日

長野ヒデ子 さく

三人目の子どもを自宅出産で迎える家族。「おとうさんはいつおとうさんになったの?」と子ども達にきかれてあれこれ考えるおとうさん。

  • 3歳~
  • 2002年5月10日初版
  • 定価1,430円 (税込)
  • 立ち読み
おかあさんがおかあさんになった日

絵本・こどものひろば

おかあさんがおかあさんになった日

長野ヒデ子 さく

おかあさんは期待と不安の中、はじめて赤ちゃんを生んだ日、おかあさんに。

  • 3歳~
  • 1993年7月15日初版
  • 定価1,430円 (税込)
  • 立ち読み
おばあちゃんがおばあちゃんになった日

絵本・こどものひろば

おばあちゃんがおばあちゃんになった日

長野ヒデ子 さく

おかあさんは大いそがし。あこちゃんのおむかえには、おばあちゃんがきてくれます。おばあちゃんは、のんびりやで、みちくさ名人。ところで、おばあちゃんは、いつから「おばあちゃん」になったの?

  • 3歳~
  • 2015年2月20日初版
  • 定価1,430円 (税込)
  • 立ち読み