小学校3・4年生向け読み物の人気シリーズ「ハートウッドホテル」。
最終巻となる第４巻のご紹介です。

幼い頃に両親を失くし、1人で生きてきた、主人公のねずみの女の子・モナ。
モナが動物たちの五つ星ホテル、ハートウッドホテルに偶然嵐の夜にたどりつき、働きはじめたのは秋のこと。
ホテルのピンチをいくども救い、モナはみんなから頼られる存在となりました。

季節は移ろい、夏のハートウッドホテル……。
モナを訪ねて、お客さまがやってきました。
ストロベリーさんというねずみで、モナの両親の秘密を知っているなのです……！
ついにモナも本当の家族にであえるのでしょうか？

最終巻となる本作では、謎につつまれていたモナの両親の過去がついに明らかになります。
そしてハートウッドホテルに最大の危機が訪れます。
モナの大切なわが家、家族とは……。
シリーズを通して、モナが探しつづけてきたこたえが、ついにみつかる完結編です。

登場する動物たち、それぞれの心模様が重なり合いながら、ドキドキハラハラの展開がつづき、200ページをこえる文量ながら、一気に読み終えてしまいます。
最後訪れた感動的なエンディングまで、どうぞ物語の世界をお楽しみください。

215ページ/小学校3・4年生から
（ケイリー・ジョージ 作／久保陽子 訳／高橋和枝 絵）