2019.07.26

〈連載〉せなけいこ展 紙芝居『まことくんとおかし』

「せなけいこ展」の開催を記念し、せなけいこさんの作品をご紹介する本連載、3作目は、こちらの紙芝居です。

おかしやジュースがだいすきなまことくんは、ごはんがあまり食べられません。
「おかしばかり食べていると、いまにおかしになっちゃうぞ」とお父さんに言われても、
「うそだい、うそだい」

お父さんから、魚ばかり食べていた猫は魚に、くつをかじってばかりいた犬はくつに、ラーメンばかり食べていたいとこはラーメンになったと、言われたまことくん。

「うそだー! うそだー! おとうさんのうそつきー!」
お父さんは笑いながら、むこうに行ってしまいました。
そのとたん、まことくんは本当におかしになってしまい……。

意外な展開の連続に、子どもたちも息をのんで見守ります。
おかしになって、とうとう食べられそうになったまことくん。
観客の子どもたちに「どうする? かわいそうだから たすけてあげようか?」と問いかけなどもあり、観客とのやりとりも楽しめます。

脚本はせなさんの娘さんでもある、黒田かおるさん。
せなけいこさんの絵が親しみやすい、人気作品です。
12場面/2・3歳から

(黒田かおる 脚本/瀬名恵子 絵)

まことくんとおかし

食育かみしばい おいしいね、うれしいね!

まことくんとおかし

黒田かおる 脚本/瀬名恵子

お菓子が大好きなまことくん。「お菓子ばかり食べていると、そのうちお菓子になっちゃうぞ」といわれます。ところが本当に……。

  • 3歳~
  • 2006年6月25日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み