2019.06.25

<梅雨の季節>『あめ こんこん』 

梅雨の季節ですね。
雨が降る中、かさを手に出かけるとアジサイの花が咲いていたり、カタツムリを見かけたり…。
そんな時季にぴったりの紙芝居をご紹介します。

ももちゃんは、お母さんに、長くつとかさを買ってもらって、大よろこび。
ももちゃんは、大きなかさと赤いながぐつをはいて、
雨がふっていないのにお庭をとんとん歩きまわりました。

♪「あめこんこん ふってるもん
 うそっこだけど ふってるもん
 あめふりごっこ するもん よっといで」

ももちゃんが、そう楽しそうに口ずさむと、
「いれて」という声がします。
出てきたのは、がまがえるやかたつむりでした。
一緒になって「あめこんこん……」と
お庭をまわっていると、また「いれて」。

今度は、だれでしょうか。
すると、雨がこんこん降ってきて……。



この紙しばいは、松谷みよ子さんが、同じ題名の童話「あめ こんこん」を、1970年に紙しばい脚本にしたものです。あどけないももちゃんの心の動きがみごとに描かれています。子どもたちはきっと雨から広がっていく楽しい想像を広げることでしょう。

「ちいさいモモちゃん 」シリーズ(全6巻)に入っている本紙しばい。3歳からお楽しみいただけます。
あめこんこん

ちいさいモモちゃん

あめこんこん

松谷みよ子 脚本/鈴木未央子

モモちゃんは、かさと長ぐつを買ってもらって大よろこび。雨がまちきれなくて、庭で雨ふりごっこをはじめました。 

  • 3歳~
  • 1970年6月1日初版
  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 立ち読み