2018.12.12

ミラノ国際映画祭受賞!映画『ばあばは、だいじょうぶ』受賞記者会見レポート

先ほど、映画『ばあばは、だいじょうぶ』ミラノ国際映画祭受賞記者会見にお邪魔してきました!

会場では、ミラノ国際映画祭外国語部門にて、最優秀主演男優賞を受賞した寺田心くんと、最優秀監督賞を受賞したジャッキー・ウー監督が、登壇しました。

受賞の喜びを、最初に誰に伝えたいと思ったかと質問され、映画の中でばあば役を演じた冨士眞奈美さんと、本当のおばあちゃんと答えていた心くん。

ジャッキー・ウー監督にとっても、心くんに本当に大好きなおばあちゃんがいることがこの映画にとっても大事なことだったそうです。今年8月の撮影時には、ばあば役の冨士眞奈美さんを、実際にばあばと呼ばせてもらって撮影に臨んでいたそうです。

撮影の際、心くんに、すごくやさしく色々教えてくれたというジャッキー・ウー監督。
最後、いなくなったばあばを、つばさがさがしにいくシーンの撮影では、心くんと一緒になって走ってくれたそうで、「心ちゃん、男の子だって泣いてもいいけど、ばあばを強くさがすんだよ」と演技を励ましてくれたそうです。

審査委員長からも、ミラノ国際映画祭の歴史の中で、全員のスタンディングオベーションを取ったのは心くんが初めてだったと高い評価を受けたこの作品、来年春の公開をぜひ、お楽しみに!

本日夕方から明日にかけて、記者会見は複数のテレビ番組で紹介されるのではないかと思います。ぜひご覧ください。

ばあばは、だいじょうぶ

絵本・ちいさななかまたち

ばあばは、だいじょうぶ

楠章子 作/いしいつとむ

大好きな、やさしいばあばが、この頃変わってしまった。何度も同じ質問をしてきたり、得意だった編み物ができなくなったり。ばあばは「わすれてしまう病気」なんだ。そして冬の寒い日、ばあばがいなくなった…
老い、認知症、介護といった、とても難しい、しかし誰もが避けては通れない問題を子どもの視点から描き出しています。
記憶を少しずつ失っていっても、それでも変わることのない人間性、家族の繋がりを描き出す感動作です。

  • 小学1・2年~
  • 2016年12月20日初版
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 立ち読み