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2018.10.09
けんぶち絵本の里大賞に『くろくんとちいさいしろくん』が選ばれました!

優れた新作絵本を読者の投票で選ぶ第28回けんぶち絵本の里大賞(実行委主催)が2018年10月1日に発表され、絵本作家なかやみわさん作・絵の『くろくんとちいさいしろくん』が選ばれました。同賞は、絵本によるまちづくりを進める北海道上川管内剣淵町で1991年から行われているもので、剣淵町絵本の館へ来館された方の投票によって決まります。なかやさんは『くれよんのくろくん』で2002年に大賞、『くろくんとなぞのおばけ』で2010年に「びばからす賞」を受賞しています。おめでとうございます!
剣淵町絵本の館ホームページはこちらから。
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くろくんとちいさいしろくん
なかやみわ さく・え
くれよんたちが出会ったのは、まいごになってしまった、ちいさな白いくれよんのしろくん。くろくんたちは、しろくんの仲間をさがしますが、どうしてもみつかりません。「しろくん、きみ、つかれただろう?」くろくんはくれよんの箱の自分の場所を、しろくんにゆずってあげました。仲間がみつからず、元気のないしろくんを、くれよんたちは11 番目の仲間としてむかえいれ、かわいがります。けれどある日、しろくんの仲間たちが、しろくんをむかえにやってきました。親切にしてくれたくろくんたちへ、しろくんは画用紙の上に何かをかいていきました。絵の具をぬると、そこにうかびあがったのは……。
異年齢の子ども同士の交流を描いた、大人気「くれよんのくろくん」シリーズ第4作。こまっている年下の友だちをはげまし助けようとする、くろくんやくれよんたちのやさしい気持ち、成長した姿が描かれていて、最後のしろくんからのメッセージに心があたたかくなります。白いくれよんの画材の特性がストーリーに活かされていて、くれよんや絵の具をつかったお絵かき遊びにも発展できる大人気絵本です。- 3歳~
- 2017年9月6日初版
- 定価1,320円 (本体1,200円+税10%)
- 立ち読み