のりものしかけえほん

いしかわこうじ

いしかわこうじ のりものすごろく
いしかわこうじ のりものすごろく

りくののりものえほん

りくののりものえほん

そらののりものえほん

そらののりものえほん

はらたくのりものえほん

はたらくのりものえほん

うみののりものえほん

うみののりものえほん

しかけをめくるとのりものたちが動き出す!

乗りものが大好きな
子どもたちに届けたい

 僕は子どもの頃、ミニカーを走らせたり、紙飛行機を飛ばして遊ぶのが大好きでした。それから幾年月たって自分が親となり、子どもたちと一緒にミニカーや紙飛行機で遊んでいる時、楽しかった昔の記憶が鮮明によみがえってきました。そして“車を走らせる楽しさ”や“飛行機を飛ばす喜び”を、しかけ絵本の形で表現して世界中の子どもたちに届けたい、と考えるようになりました。
 この構想を大事に育てながら、四年の歳月をかけて完成したのが「のりものしかけえほん」シリーズです。
 第一巻『りくののりものえほん』は、しかけページを開くと、車や汽車などがダイナミックに走り出します。第二巻『そらののりものえほん』では、ジェット機や飛行船などが気持ちよく空を舞います。
 絵本を描くにあたっては、車や新幹線、気球や飛行機、ロープウェイに実際に乗って、スピード感や浮遊感を満喫しました。また、鉄道博物館や航空博物館を何度も訪れ、実物を観察したり運転席に座ったりして、巨大な乗りものの迫力を頭に焼き付けました。
 このようにして体感した乗りものたちの魅力を、シンプルな線画と豊かな色彩に凝縮し、美しい風景の中で躍動する姿で表現しました。
 子どもたちがページをめくるたびにワクワクし、お出かけする時にも持っていきたくなるような、お気に入りの絵本になれば! と願っています。

絵本作家 いしかわこうじ