あかちゃんが自分で楽しめる
「しかけ」にこだわりました。
「いしかわこうじ しかけえほん」シリーズでは、あかちゃん自身が楽しめることを大きなねらいとしています。しかけ自体は"めくる" というシンプルな形にし、めくりやすいしなやかな紙を使いました。めくって、戻して、まためくって…自由に何度でも味わうことができます。
擬音語・擬態語が耳にも楽しい。
このシリーズでは、しかけと絵だけでなく、擬音語・擬態語を生かしたことばでも、あかちゃんと楽しめる工夫があります。『たまごのえほん』では、たまごからでてくる時、ひよこは「ぴよ」、かたつむりは「にゅーう」。たまごがわれる音も、それぞれちがいます。音やことばをあかちゃんといっしょに楽しんで読んでみてください。
しかけによって展開する
ストーリー、広がるイメージ。
このシリーズの作品は、一つの見開きの中にそれぞれの展開があります。
例えば『はなのさくえほん』では、「たまねぎみたいなきゅうこん」を植えると、きゅうこんの中から、緑の芽がまっすぐのびてきて、たくさんのつぼみを持つ、花に成長します。そして、その花がさらに伸び、つぼみを開いた鮮やかなヒヤシンスに成長します。開かれたつぼみからは、きっといい香りがしているのでしょう、ミツバチがうれしそうにとんできています。それぞれのページで、しかけによって広がるイメージとストーリーをあかちゃんといっしょに楽しめるシリーズです。