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くれよんさんのけんか
せっちゃんに、画用紙の前に出されたまま、置いていかれたくれよんたち。元気のいい赤いくれよんが箱から飛び出して、画用紙にりんごを描きました。「どうだい、うまそうなリンゴだろう。やっぱり、くれよんは、赤がえらいのさ」
すると、黄色いくれよんも飛び出してきて、バナナを描きます。「どうだい、リンゴなんかより、ずっとうまそうだろう。くれよんは黄色が えらいのさ」
けんかになった赤と黄色のくれよんは、他のくれよんの提案で、自分の色でいくつ果物を描けるか、勝負することになりますが……。
最後は他のくれよんたちも果物を描きたくなって、みんなでお絵描きを楽しみます。
「こんどはなにかな?」と子どもたちに果物の名前を問いかけながら進み、子どもたちとのやりとりが楽しめるロングセラー紙芝居です。
絵は、絵本『おしいれのぼうけん』でも知られる田畑精一さん。くれよんのタッチを生かしたシンプルで力強い、紙芝居ならではの作品世界をどうぞお楽しみください。- 2歳~
- 1975年12月1日初版
- 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
- 立ち読み