単行本図書

雨ふる本屋と雨もりの森

とくべつな<雨ふる本>が誕生する、
人気シリーズ第4弾!

日向理恵子 作/吉田尚令

とくべつな<雨ふる本>が誕生する、
人気シリーズ第4弾!

すきまの世界に、かつて夢みられたまま忘れられた「王国」が氾濫し始めました。〈雨ふる本屋〉でも異変が。白紙のままの巨大な〈雨ふる本〉、収められるべき物語はどこにあるのでしょう。ルウ子とブンリルーは、すべての鍵を握る謎の“影の男”ウキシマ氏を探し出します。そして聞かされた「王国」の姿。ルウ子が突き動かされるように王国の物語を書き始めたとき、すべての歯車が一斉に回り、壮大な「博物館」が出現したのです。

  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:2018年6月13日
  • 判型:四六判/サイズ:19.4×13.4cm
  • 頁数:358頁
  • 小学3・4年~
  • ISBN:978-4-494-02054-6
  • NDC:913

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内容説明

すきまの世界に、かつて夢みられたまま忘れられた「王国」が氾濫し始めました。〈雨ふる本屋〉でも異変が。白紙のままの巨大な〈雨ふる本〉、収められるべき物語はどこにあるのでしょう。ルウ子とブンリルーは、すべての鍵を握る謎の“影の男”ウキシマ氏を探し出します。そして聞かされた「王国」の姿。ルウ子が突き動かされるように王国の物語を書き始めたとき、すべての歯車が一斉に回り、壮大な「博物館」が出現したのです。

読者の声

読者さま

みんなでぼうけん(9歳・女性)

サラとルウ子とホシ丸くんが、みんなでぼうけんにでるところがおもしろかった。
あと、まいまいこさんのようせいがかわいかった。
登場人物のページもあってわかりやすかった。
読者さま

「雨ふる本屋」シリーズは全て読みました!!(10歳・女性)

ルウ子ちゃんのように、作家を目指しています。
この本を読んで、真剣に作品に向き合おうと思いました。
「雨ふる本屋」シリーズは全て読みました!!
どれも楽しかったです。次の作品を期待しています。頑張って下さい☆
読者さま

もっと雨ふる本屋がつづいてほしいです。(13歳・女性)

雨ふる本屋シリーズは全て読ませていただきました! 
どれも私が好きな感じで、毎回楽しませてもらっています。
私が一番好きなキャラクターはサラちゃんです!
小さくてかわいい所や、たまにみせるカッコよさがステキです。
もっと雨ふる本屋がつづいてほしいです。
読者さま

いつかこの本みたいにすてきな物語を書いてみたいです(9歳・女性)

この本を読むと自分もぼうけんしているきもちになります。
わたしのしょうらいのゆめは本のしょうせつかなので、いつかこの本みたいにすてきな物語を書いてみたいです。
読者さま

とってもふしぎでおもしろい本(9歳・女性)

わたしはこの本をよんでルウ子ちゃんが物語を書くところをすてきだなと思いました。
わたしは絵を描いたり本をよむのは大すきです。
わたしはいま物語を書いています。
この本はわたしはとってもふしぎでおもしろい本だと思います。
読者さま

表現のしかたがとてもすごく「こんな世界があったらよかったのに!」と本気で思いました。(13歳・女性)

第1弾からこう入させていただいております。約一年ぶりの新刊とてもうれいしです。発行されてからすぐこう入しました。すぐに届いてので早速よませていただきました。
いぜんよりも表紙があかるく、げんそう的でとてもすてきです。
「雨ふる本屋」にであったのは学校の図書館でした。
最初は表紙が暗くてどういう本か分からなかったものの、読んでからすぐに世界にひきこまれました。
本当にすばらしいです。
表現のしかたがとてもすごく「こんな世界があったらよかったのに!」と本気で思いました。
所々ピンチがあり、物語としてとても良いですね。
今回、私が良いと思ったのはウキシマさんのなぞ、巨人の所です。
そして表現力のほかにもいいとおもったのは、一人一人の発言やルウ子やサラの発言をきいて、私ももしこうだったら、ルウ子やサラのようにこう言うな……と思う事が多々ありました。
本当によく考えているな……と本当にすごいと思いました。
次巻も本当にきたいしております。

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書評

命をかけた冒険へ 山本悦子 母のひろば649号 2018年7月15日
 書きかけのまま忘れられた物語、夢が種となり、雨のしずくで育ち本となる。そんな「雨ふる本屋」シリーズの第4弾。 ルウ子とサラは、1人の男が、図書館の本棚の前でカタツムリに呪文を唱え、消えるのを目撃します。そう、いつもルウ子たちが「雨ふる本屋」に行くときのように。あとを追った2人ですが、途中で見失ってしまいます。でも、どうやらその男は、今、すきまの世界を騒がせている「影の男」のようなのです。「雨ふる本屋」でも「すきまの世界」でも、異変が起きていました。新しく誕生した「王国」が、すきまの世界を飲み込もうとしているらしいのです。それは、「影の男」の仕業ではないか。ルウ子、ブンリルー、ホシ丸は、「影の男」を追います。「影の男」は何者なのか。夢見たのは誰なのか。「王国」の氾濫を止めることはできるのか。 物語の終盤、すべての真実に気づいたルウ子は、自身を顧みず危険に飛び込んでいきます。ルウ子は、こんなにも優しく勇敢な子だったんだと胸が熱くなりました。ホシ丸はいいます。「本を読むのも書くのも命がけの冒険なんだね」その言葉通り、この物語には作者の命がけの覚悟が感じられました。美しく繊細な表現で彩られた物語なのに、力強くキリリとしています。「雨ふる本屋」史上、最も強く、最も切ない物語です。
(やまもと えつこ/児童文学作家)

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