絵本・こどものひろば

むしたちのうんどうかい

得田之久 文/久住卓也

カブトムシ、テントウムシ、バッタ、チョウ、ダンゴムシ……たくさんの虫がはらっぱにあつまって、うんどうかいをはじめました!

  • SLA選定
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 初版:2001年9月15日
  • 判型:B5判/サイズ:19.1×26.6cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00893-3
  • NDC:486

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内容説明

カブトムシ、テントウムシ、バッタ、チョウ、ダンゴムシ……たくさんの虫がはらっぱにあつまって、うんどうかいをはじめました!

読者の声

読者さま

子どもたちは、わくわくしながら読んでいます(32歳)

ユーモラスな虫たちの動きを見ながら、誰が走るのが速いか、とぶのが速いか、といったことを学べます。子どもたちが大好きなカブトムシやクワガタムシは脇役ですが、町でみることができる虫たちが主役なので、分かりやすく親しみやすいと思いました。子どもたちは、わくわくしながら読んでいます。
読者さま

「むしたちのうんどうかい」の感想(A.I.さん・その他)

 先日、早速文庫で子どもたちとともに楽しみました。
お客様は、2,3,4年生の女の子5人、2年生の男の子1人、赤ちゃん1人、
そして、大人たち、少し多すぎて8人ほど。
 運動会を2週間前に終えたばかりで、「むしたちにも運動会あるんだって、
みんなとおんなじかなー?」と、始めると・・  
表紙を見た3年生の女の子、「うわぁー、たらこくちびるのバッタだ-!」
みんなで、大笑い。
むしたちの応援団は、声の出るむしたちがやるんだよね、と話しました。
次の、みいでらごみむしのおならの合図ブーッ、だんごむしのたまいれ、にげだすだんごむし、
に、大笑い。
そして、「かまきりは、おひるごはんに何を食べたのか?」と、しばし、みんな沈黙。
むしたちのダンスの絵を見て、「きれいー、万華鏡みたいー!」の声。
最後のつなひき、「どうなるとおもう?」とたずねると・・
「かまきりが、つなをきっちゃうー」
「かまきりが、みんなを食べちゃって、おしまい」という子どもの発想。
それを聞いて、またみんなで、大笑い。
まだまだ、いくらでも、子どもたちといろんなことを話しながら、楽しめて、
むしたちのことも、知ることができる絵本だな-と思いました。
さっそく、今日はじめて文庫に来た3年生の女の子かおるちゃんが借りていってくれました。

絵本のおもしろさを判断するのは子どもたち、ほんとにおもしろい本には、子どもたちは、
くいついてきます。
そして、子どもと絵本を読むことで、楽しさは何倍にも大きくなります。

今回の新作、「むしたちのうんどうかい」・・
ずっと、むしを見続けてきた得田さんならではの発想、そして、久住さんのユーモラスな絵
が、意外にピッタリマッチして、大成功の絵本になったのではないでしょうか。

これから、まだまだ、図書館のおはなし会でも、たくさんの子どもたちと楽しみますね。
ありがとうございました。

また、次回に大いに期待しています。

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書評

朝日新聞 2009年7月18日付 わが家「これ読んで!」
福島県相馬市
坂本侑良くん(4)、晴南ちゃん(2)
優芽ちゃん(9ヵ月)
★外であそんでいるといろんな虫たちを発見!
絵本のように、一緒に運動会をするの。
母・育子さん代筆。
Cheers! Kids(岡山県タウン誌) 2008年冬号
親子で楽しむ絵本のじかん

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