14ひきのシリーズ14ひきのシリーズ Cセット

14ひきのこもりうた

いわむらかずお さく

夕日がさして影が長くなり、森へたきぎを拾いにいっていたお父さんたちが帰ってきました。
今日のゆうごはん、きのめのシチューのいいにおいが漂ってきたころ、子どもたちは順番にお風呂に入ります。

小さなヨットを浮かべたり、おじいさんの背中を流したり、みんなで楽しくおふろであたたまったら、家族そろって楽しいゆうごはんです。

ごはんの後はみんなで、今日のできごとを語りあいます。眠りにつく前、子どもたちはお母さんに本を読んでもらいます。ゆったりした気持ちになったところで、お母さん、おばあさんがこもりうたを歌ってくれます。

「ねむねむ どんぐり そら みあげ
 ねむねむ いもむし ゆめを みる。
 おやすみ おほしさん とおろりろ……。」


夕方から眠るまでの14ひきたちのいとなみを描いた、人気ロングセラーシリーズの第9作。

なんとも心地よさそうな14ひきたちのお風呂場の場面では、3場面にわたって夕方から夜にかけて差し込む光や空気が刻々と変わっていく様子が描かれています。毎日くり返される、お風呂やゆうごはん、眠る前の1冊の本の中にこそ、確かな幸せがあることを教えてくれる作品です。

  • 95年 第5回けんぶち絵本の里びばからす賞/SLA選定/JLA選定
  • 定価1,430円 (本体1,300円+税10%)
  • 初版:1994年7月10日
  • 判型:B5判/サイズ:26.6×19cm
  • 頁数:32頁
  • 3歳~
  • ISBN:978-4-494-00862-9
  • NDC:913

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内容説明

夕日がさして影が長くなり、森へたきぎを拾いにいっていたお父さんたちが帰ってきました。
今日のゆうごはん、きのめのシチューのいいにおいが漂ってきたころ、子どもたちは順番にお風呂に入ります。

小さなヨットを浮かべたり、おじいさんの背中を流したり、みんなで楽しくおふろであたたまったら、家族そろって楽しいゆうごはんです。

ごはんの後はみんなで、今日のできごとを語りあいます。眠りにつく前、子どもたちはお母さんに本を読んでもらいます。ゆったりした気持ちになったところで、お母さん、おばあさんがこもりうたを歌ってくれます。

「ねむねむ どんぐり そら みあげ
 ねむねむ いもむし ゆめを みる。
 おやすみ おほしさん とおろりろ……。」


夕方から眠るまでの14ひきたちのいとなみを描いた、人気ロングセラーシリーズの第9作。

なんとも心地よさそうな14ひきたちのお風呂場の場面では、3場面にわたって夕方から夜にかけて差し込む光や空気が刻々と変わっていく様子が描かれています。毎日くり返される、お風呂やゆうごはん、眠る前の1冊の本の中にこそ、確かな幸せがあることを教えてくれる作品です。

読者の声

読者さま

この本に出会えたことが、私の人生の原点です。(36歳)

よく子どもの頃に両親に読んでもらいました。ゲラゲラ笑っていましたが、今になってはこれぞ仕事の根本だとも思いました。得意分野を生かして、困難を乗り越えていく姿は現代の仕事で絶対に必要になる知識です。笑いながら、楽しく問題点を共有し、全員で解決していく、その工程がこの本に詰まっています。この本に出会えたことが、私の人生の原点です。
読者さま

『14ひきのこもりうた』の感想(M.Mさん・こども・6歳)

14ひきのシリーズは 大すきです。
こもりうたのうたを こんどピアノで ひいてみたいです。
読者さま

夕方の匂いがなつかしい。(Y.O.さん・主婦・36歳)

文章は少ないですが、絵の中にかくれているたくさんのメッセージが伝わります。毎回読むとき、子どもとたくさん描かれた絵の中から発見しながら読んでいます。
こんなに中身の濃い本ははじめてです。1冊読み終わるのに20分かかります。
『14ひきのこもりうた』では夕方の匂いがなつかしく思い出されます。
次回作を楽しみに待っています。
読者さま

『14ひきのこもりうた』の感想(A.Nさん・主婦・32歳)

とてもすてきな色使い、かわいらしいキャラクターに静かな静かな夜の風景。
なにかなつかしく、暖かい気持ちになりました。
子どもは数字に興味をもちはじめたところなので、兄弟の名前に喜んでいます。
子どもに読みきかせをしていたら、夫が「なんだか眠くなってきたなぁー」と夫も聞き入っていました。
読者さま

家のどの辺にお風呂ができたか(主婦・40歳)

「14ひきの家にお風呂ができたのよ!」「えっ、まあ!」仲良しの友だちからの情報にびっくりしました。さっそく、本屋さんへ行きました。我が家は息子2人、夫もみんな「14ひきシリーズ」のファンなのです。寝る前の楽しい本読みの時間は、家のどの辺にお風呂ができたか、ああでもない、こうでもないと議論になりました。「今度は赤ちゃんができたらいいね」と息子が言いました。けど、14ひきでなく15ひきになるからムリかなあなんて、親子で話しました。
読者さま

いわむらかずおさんへ(こども・8歳・女性)

とってもいいお話ですね。
とってもきにいっています。
えもきれいだし、ぶんしょうもおもしろいから、毎日よみたくなります。

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