かんじてあそぼう ひ・みず・かぜ・つち

ひ ぼうぼう

新井洋行 さく

火がうまれたよ…ぽっ! 風にゆられて、ほわ~ほわわ~! 大きな大きな火になった!
子どもにとって身近な自然「火」がこの絵本の主人公。子どもは火に興味津々。
子どもにはなかなか近づけない火ですが、絵本を通じてその暖かさや炎のゆれを想像し音とともに楽しめる1冊です。五感で楽しむ新感覚絵本。

  • 定価990円 (本体900円+税10%)
  • 初版:2011年6月14日
  • 判型:A4変型判/サイズ:18.6×18.6cm
  • 頁数:28頁
  • 0・1歳~
  • ISBN:978-4-494-00343-3
  • NDC:913

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 子どもにとっても身近な自然である「火」がこの絵本の主人公です。子どもは火に興味津々。火の側に寄ったら「あついなあ」や、キャンプファイヤーで「たき火って(動いて、形がどんどん変わって)不思議だね」と実感する、おそらくそんな経験をしていることでしょう。子どもには実際なかなか近づけない火ですが、絵本を通じてその暖かさや炎のゆれを想像し、音とともに楽しめる1冊です。五感で楽しむ新感覚絵本。

 

内容説明

火がうまれたよ…ぽっ! 風にゆられて、ほわ~ほわわ~! 大きな大きな火になった!
子どもにとって身近な自然「火」がこの絵本の主人公。子どもは火に興味津々。
子どもにはなかなか近づけない火ですが、絵本を通じてその暖かさや炎のゆれを想像し音とともに楽しめる1冊です。五感で楽しむ新感覚絵本。

読者の声

読者さま

ドキドキしながらページをめくり…(50歳・女性)

ドキドキしながらページをめくり興奮しました。そういえば、私が小さい頃、お風呂をたいたり、たき火をしたり、大人と火に向かい、火を扱うコツや方法も自然におぼえ、火の熱さ、こわさも体で知ったなあと、思い出しました。

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推薦のことば

感じてわくわく感じてにっこり 2011年7月22日
赤と黒の表紙をそおっとめくってみると、ちいさな赤い火が画面の下のほうで笑っているのを見つけて「あっ」と指差す健太くん(3歳)。どんどん火が大きくなっていくたびに、「うわ~」と目が大きく開きます。私が指先で触ってみて「あちちち~」とあわててみせると、にっこりしながら、今度は健太くんが触ってみて「あちちち~あちちち~」と、私がしたときよりもオーバーに熱がってみせるので、「あらあらたいへん! そんなときは、お水! お水! そうだ、このお水に手をつけて!!」と『みずちゃぽん』の「たぷん たぷん」のページを開いてさしだすと、すぐに察して水色の画面に手をのせて気持ちよさそうにじっとしていました。そして、ちょっとすると「もうなおった! 本読んで!」と『ひ ぼうぼう』のページに気持ちが戻ります。「ごごごごー!」で火が一番大きくなってドキドキのピークから、すーっとおとなしく小さくなってくれた火にほっとした表情の健太くん。「今度はこっち!」と『みず ちゃぽん』を手にとりました。「そうだね、さっき助けてもらったお水だね」。今度はさわやかな水色のしずくに、保育者も健太くんもいい気持ちで引きこまれていきました。

2冊ともページをめくるごとに、期待を裏切らない感覚を揺さぶるワクワクドキドキが見事に展開していくので、読み終わった子どもの表情にはスッキリ感が漂っています。子どもが一人でめくって、感じて楽しむこともできるので人気の絵本です。
井桁容子(いげた ようこ/東京家政大学ナースリールーム主任)