第8回絵本テキスト大賞 入選発表

日本児童文学者協会と童心社は、昨年に引き続き「第8回絵本テキスト大賞」の作品募集を致しました。今回の応募総数は178編(Aグレード69編Bグレード109編)でした。たくさんのご応募ありがとうございました。応募作品は、7月中旬から8月上旬にかけて予備審査を行い、一次選考通過作品としてAグレード15編、Bグレード26編を選びました。9月29日、童心社KamishibaiHallにて二次選考、最終選考会を開きました。
最終選考に残ったのはAグレード「ふたごのボタン」真山みな子、「トマトねこ」のはらさちこ、「ゆれないプリン」降幡うたた、「ツボをおしたら」高田由紀子の4編。Bグレードは「バスてい よいしょ」重松彌佐、「クリスマス・イブのおきゃくさま」後藤ひとみ、「どろだんごのまほう」中住千春の3編でした。厳選な審査の結果以下の4作品を入選と致しました。

グレード受賞作品
大賞
大賞なし
優秀作
「ふたごのボタン」 真山みな子
「トマトねこ」 のはらさちこ
B
大賞
「バスてい よいしょ」 重松彌佐
優秀作
「どろだんごのまほう」 中住千春

Aグレードの「ふたごのボタン」はボタンがボタン穴に出たり入ったりする画面のおもしろさがあり、「トマトねこ」はおしゃれなのだが、何か足りない。いずれも大きく編集者が手を加えなければ絵本にはならず、大賞にはとどかないことで優秀作としました。Bグレードの「バスてい よいしょ」は、バス停と矛盾をはらんだ登場人物の意外性が評価を集めました。優秀作とした「どろだんごのまほう」については、揺れる少女の未来が評価されました。
今回、選考していて、みなさん文章はうまいのですが、ことばが饒舌すぎること。絵本として、文章やキャラクターが立ち上がってくる作品が少ないと感じました。どうぞみなさま、もう少し絵本をイメージしたことばで、既成にとらわれることなく、もっと大胆にぶっ飛んで下さい。大賞作は、童心社より絵本として出版されます。「絵本テキスト大賞」は来年も第9回の作品募集を行います。詳細は本誌2016年1・2月号に掲載します。
みなさんからのたくさんの作品お待ちしています。

●主催 日本児童文学者協会/童心社
第8回「絵本テキスト大賞」選考委員
丘 修三、内田麟太郎、長谷川知子、橋口英二郎(童心社 副編集長)

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