あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは (全7巻) 

在庫僅少

佐々木宏子 監修

音とリズムに親しむ要素を盛り込んだあかちゃん向け紙芝居。

  • 揃定価11,550円 (本体10,500円+税10%)
  • 初版:2015年7月30日
  • 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
  • 頁数:8場面
  • 0・1歳~
  • ISBN:978-4-494-07275-0
  • NDC:913

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内容説明

音とリズムに親しむ要素を盛り込んだあかちゃん向け紙芝居。

まるちゃん あそぼ!

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

まるちゃん あそぼ!

長野ヒデ子 脚本・絵/佐々木宏子 監修

まるちゃんあそびましょ!「はあい!」ころころころころ。なにしてあそぶ? あかちゃんのための「かたち」と「おと」の紙芝居。

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
きょうの くだもの なんだろな?

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

きょうの くだもの なんだろな?

こがようこ 脚本/土田義晴 絵/佐々木宏子 監修

りんごが丸ごと一つ。「り・ん・ご・た・べ・た・い・な」と語りかけて画面をぬくと、切り分けられたりんごが「たべてたべて!」ですって。

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
ぱん ぽこぽん

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

ぱん ぽこぽん

矢代貴司 脚本/ひろかわさえこ 絵/佐々木宏子 監修

あかいおうちときいろいおうちがあるよ。おうちからでてきたのは、パンダのぱんとたぬきのぽこ。ぱんとぽこは、うれしくなって音をだすよ。ぱんは、手をたたいて、ぱんぱんぱん。ぽこは、おなかをたたいて、ぽんぽこぽん。さあ、いっしょにしようよ、ぱんぽこぽん!

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
おえかき なあに?

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

おえかき なあに?

ふるのれいこ 脚本/山本祐司 絵/佐々木宏子 監修

赤色のくれよんで、ぐるぐるー。緑色のくれよんで、ギザギザー。水色のくれよんで、ぐいぐいー。僕の一番好きなものがかけたよ。

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
  • 重版未定
わらった わらった

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

わらった わらった

植垣歩子 脚本・絵/佐々木宏子 監修

♪おかあさん おかあさん わーらって。そしたら、「あはは あはは」。わらったわらった、おかあさん…。笑顔が広がる紙芝居。

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
まてまてまてー

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

まてまてまてー

宮﨑二美枝 脚本/いちかわなつこ 絵/佐々木宏子 監修

バブちゃんが、あかいぼーるをみつけたよ。ぼーる、まてまてまてー。ねこさんも、まてまてまてー。つかまえた、うれしいな。

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み
おかあさんと にっこにこ

あかちゃんかみしばい いっしょにこんにちは

おかあさんと にっこにこ

イチンノロブ・ガンバートル 脚本/バーサンスレン・ボロルマー 絵/津田紀子 訳/佐々木宏子 監修

「ワンワン ワンワン」お母さんを呼んでいる子だあれ? くり返しのリズムとお母さんの登場が、赤ちゃんに安心を与える紙芝居。

  • 0・1歳~
  • 2015年7月30日初版
  • 定価1,650円 (本体1,500円+税10%)
  • 立ち読み

書評

さあ、赤ちゃんと一緒に演じましょう(母のひろば616号) 2015年9月15日
赤ちゃんも演じています
 この「あかちゃんかみしばい」は、すべての構成が演じ手と聞き手の間で創り上げられていく構造になっています。紙芝居でも絵本でもそうですが、演じ手や読み手がまず最初に上位に立ち、次に聞き手の赤ちゃんはそれに反応をするというように考える人が多いと思います。そうでしょうか? 赤ちゃんをよく観察してください。まず第一場面が現れます。赤ちゃんは、どこを見ていて、どこに惹きつけられていますか。その時、どのような表情で、どんな声を上げていますか。そう、赤ちゃんは最初から自分で演じようとしているのです。
 赤ちゃんは表情や声だけで演じるのではありません。手や腕は、どんなふうに動いていますか。右手ですか左手ですか。指先はどんなふうに揺れていますか。足はどうでしょう。画面にすり寄ってきて指さし、何か見つけたものについて「感じたこと思ったこと」を、表現していませんか。

赤ちゃんの「ここ、好きだよ!」という表現を、すくい上げましょう
 そうか、「まてまてまてー」を一緒にやりたいんだな。自分も「アムアム食べる」のだな。一緒に食べると美味しいぞ。「ころころころころ」転がって、みんなで押し合いへし合いワッハッハ! 時には「??Å?♭~」と、何をいいたいのか分からんぞ! でも、「??」くらいは分かるだろう。そんな赤ちゃんのゴニョゴニョ語(ジャーゴン)をすくい上げて演じるのがプロのワザ。一緒に演じ合うことはなんと刺激的で、楽しいのでしょう。演じ手の個性と向き合う子どもたちの個性がぶつかって、演じ合うことで物語が完成するのです。
 ああ、面白かった良かったなあ、では終わりません。「もういっかい」のかけ声で、演じ手は何度も試されます。今度は誰が何をいうのかわかりません。一回ごとが一期一会の物語なのです。紙芝居は、しつけや知育の道具だけではありません。それは、目的が最初から定められているため、演じ手にもっとも易しく、子どもたちが参加する余地がほとんどないのです。向き合う大人と子どもが、新しい世界を立ち上げて楽しむことこそが「わくわく感」を刺激し、一回ごとに異なる楽しさが生まれるのです。
 そのためには、赤ちゃんがまず優先で、どこをどんなふうに受け止め演じているかに、神経を集中してください。赤ちゃんの表情やしぐさを観察しながら、赤ちゃんの個性を見つけ出してください。そして、赤ちゃんも演じ手の個性をしっかりと見つめていることをお忘れなく。
佐々木宏子(ささき ひろこ/鳴門教育大学名誉教授)

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