2016年度定期刊行紙しばい ともだちだいすき

おうさまのひげ

在庫品切・重版未定

横笛太郎 脚本/織茂恭子

いばりんぼうのおうさまにあきあきした、おうさまのひげは、あるばん、おしろをぬけだします。おかさんのかおにくっついて、ないていたあかちゃんをわらわせたひげは、うれしくなりました。もっとおもしろいことをしようと、おしろにもどっていきました。そこで……。

  • 定価2,090円 (本体1,900円+税10%)
  • 初版:2016年7月1日
  • 判型:B4判/サイズ:26.5×38.2cm
  • 頁数:12場面
  • 4・5歳~
  • ISBN:978-4-494-09235-2

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内容説明

いばりんぼうのおうさまにあきあきした、おうさまのひげは、あるばん、おしろをぬけだします。おかさんのかおにくっついて、ないていたあかちゃんをわらわせたひげは、うれしくなりました。もっとおもしろいことをしようと、おしろにもどっていきました。そこで……。

書評

ほおがゆるんで笑顔になるよ(母のひろば635号) 2017年5月11日
 織茂さんの絵が楽しい! 王さま、けらいたち、お母さん、赤ちゃん、夜空、明け方、にわとり、そして、ひげ。なんて表情豊かで、動きがあって、くっきりときれいな場面なのでしょう。
 ひげが、いばってばかりいるのはつまらないと、王さまの顔をはなれて、手足を伸ばして飛びまわります。泣きやまない赤ちゃんを笑わせたひげは、びっくり! おじぎはされても、人を笑わせたり、よろこばせたりしたことがなかったから。
 ひげが自由になって、遊んでみたいだなんて突拍子もない話を、子どもたちは食い入るように見つめています。どうなるんだろう、と。「えーっ」「うっそー」「ほんとー」「やったー」「わあー」小さなつぶやきも聞こえてきます。
 王さまの口が大きくあいて、ひげも、まゆも、目も、みんな八の字になって、やさしい顔。笑い声は、国中に広がって、大笑いに。という最後の場面。
 目の前にいる子どもたちも、「ガハハハッ」と、大げさに笑います。
 ちょっとしたことで、気持ちをかえられるよ。ぷんぷんしているより、みんなで笑おうよ。笑いはどんどん広がるよ~。笑顔で平和になあれ!
嘉戸 秀美/紙芝居ピッポの会会員

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