単行本図書

永井 隆 ―平和を祈り愛に生きた医師―

中井俊已

『長崎の鐘』『この子を残して』などの著作を通じて、戦後の日本人に感動と生きる力を与え、世界中に平和を訴え続けた永井隆博士の生涯をたどる。2008年2月生誕100年を期に刊行された、児童書としては初の本格的な伝記。

  • 定価1,540円 (本体1,400円+税10%)
  • 初版:2007年6月25日
  • 判型:A5判/サイズ:21.6×15.4cm
  • 頁数:176頁
  • 小学5・6年~
  • ISBN:978-4-494-02238-0
  • NDC:916

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1908年2月3日、永井隆は島根県に生まれた。長崎医科大学に進学、放射線医学を専攻するが、慢性骨髄性白血病を患い、余命3年を宣告される。原爆で被災、重傷を負いながら救護活動をおこなう。原爆で夫人を亡くし、みずからも寝たきりの生活となりながらも、医者として、作家として、父親としてけんめいに生き、43歳で生涯を閉じる。平和を祈り続けた永井隆のメッセージは著作を通して、いまも多くの人に受け継がれている。

博士がのこした「如己愛人(己の如く人を愛せよ)」のメッセージは、長崎市永井隆記念館(長崎県)雲南市永井隆記念館(永井隆博士の生誕の地、島根県)で、より深く知ることができます。

内容説明

『長崎の鐘』『この子を残して』などの著作を通じて、戦後の日本人に感動と生きる力を与え、世界中に平和を訴え続けた永井隆博士の生涯をたどる。2008年2月生誕100年を期に刊行された、児童書としては初の本格的な伝記。

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毎日新聞 地方版 2007年7月31日
出版:永井医師の願い伝えて 生誕100年を記念、児童書2冊新たに
高知新聞 2007年7月31日(朝刊)
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日本経済新聞 九州・山口版 2007年7月28日
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長崎新聞 2007年7月12日
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ザ・ながさき 2007年No.587号
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